取材に応じた石丸志門氏(C)日刊ゲンダイ

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「ちょっと肩透かしのような感じは、正直しました」

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 石丸志門氏(59)はそう言って、疲れた表情を浮かべた。

 ジャニー喜多川氏ら旧ジャニーズ事務所による連続性加害で、副代表として活動した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が2024年9月に解散して約2年、石丸氏はSMILE-UP.(スマイル社)が「1800万円を超える損害賠償義務はない」と提起した債務不存在確認訴訟の被告として、9月11日さいたま地裁での口頭弁論に臨んだ。

 トレードマークにしていた金髪は白髪交じりの黒髪となり、10キロ痩せたという姿で法廷中央の証言台に座り、裁判官と4人の弁護士からなるスマイル側からの質問(本人尋問)を受けたが、マスコミの一部で噂されていた金額に関するやりとりはゼロ。堀田次郎裁判長から10月2日に和解案を提示するとの話があり、この日の審理は終結となった。

「ぼくも金額に関する提示などがあるものと思っていたんですけど……。(スマイル社からの反対尋問も)何ヶ月も前から想定問答を繰り返して、準備してきたんですけどね」

 裁判では、石丸氏がうつ病の薬を飲みながら毎回、法廷に足を運び、弁護士もおらず、AIで書面作成などにひとりで当たっている。対する旧ジャニ側は複数の上、なぜかオンラインでの出席が続いていた。不公平にも見える違いについて、説明があったのか聞いても、

「特に、なかったですね。どうして?と思ったこともありましたけど」と答えた。

 スマイル社による被害者への補償状況が随時、発表されているが、詳細な内訳も未公表なら、肝心の補償額も、石丸氏らが再三求めている算定基準などはブラックボックスのまま。

「性被害は、私だけでなく、570人以上いて、(補償同意した人の)全員が納得しているとは到底思えません。だからこそ今も補償金額の根拠、算定基準の開示を求めているのですが、それもありませんでしたね」

 囲み取材で、法廷での訴えを繰り返したが、同じ被害者や、関係者から「もういい加減、静かにしてくれ」といったマイナスの声も受けていることを明かした。

 この裁判だけで2年ーー。

「最近は孤独感も強く感じています。(スマイル側から)歩み寄りがあれば(現在補償額として自ら算出した1億2100万円でなくても)和解に応じようと思ってます」

 顔には吹き出物ができ、満身創痍にも見えるが、今後、裁判が結審したとしても、スマイル側が裁判所の和解案を不服として、控訴する可能性もあり、そうなった場合、さらにこの先、数年に及ぶ裁判闘争が続く。無間地獄の様相もあるなか、孤立無援の孤軍奮闘を続ける石丸氏は、来年還暦を迎える。

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 番組への批判は旧ジャニーズの力をもってしても止められなかったようだ。関連記事【もっと読む】「24時間テレビSixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ…では、24時間テレビの募金額が大幅に減ったという揺るぎない事実について伝えている。