キャンプにも災害時にも役立つ「アウトドアギア」6選【ニチボ<日常防災>のすすめ】
防災用品を買ってはみたものの、しまい込んで使い方や賞味期限、残量はわからないまま…。それでは「備え」の意味がない! 今回は、普段の生活や趣味の道具として使い倒せる「日常防災(ニチボ)」なアイテムを厳選。暮らしに自然と溶け込み、安心にも直結する賢いギア選びを提案します!
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キャンプや外遊びで活躍するアウトドアギアは、災害時にも頼りになる存在だ。普段から使い慣れておけば、非常時にも迷わず使えるだろう。寝具やランタンを始め、日常と防災をつなぐ実用アイテムを揃えておきたい。
▼ニチボちゃん

「日常から防災を意識して知識やモノを備えておく=ニチボ」という考え方を知ってもらうため、日々活動する防災犬。好きな食べ物は、防災食としても人気の缶詰。夢は防災士になること!
アウトドアギアには、自然の中で安全かつ快適に過ごすための工夫が詰まっており、「明かりの確保」「体温を保つ」「調理する」いった機能は、そのまま非常時にも活用できる。しかし、買っておしまいではなく、日常で使うことが大事だと、防災士でキャンプインストラクターの三沢真実さんは話す。
「どんなに優れた道具でも、使い方が分からなければ十分に力を発揮できません。普段から使い慣れている道具を持つことが大切です」
キャンプなどで日常的に使っていれば、使い方や工夫が身につき、いざという時にも落ち着いて扱える。さらに、道具の劣化や不具合にも気付きやすく、メンテナンスや買い替えのタイミングも把握しやすいそうだ。
「防災のためだけにギアを買い足すのではなく、普段から楽しみながら使い、その経験を積み重ねてほしいですね」
日常と非常時をつなぐ道具としてアウトドアギアを選びたい。
<選者の皆さん>
ITライター
井上 晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌などに記事を寄稿する。
防災士/キャンプインストラクター
三沢真実さん
“キャンプのある暮らし”をコンセプトに地球の未来を創造する会社「CAMMOC」合同代表。著書に『ラクして備えるながら防災』(辰巳出版)
料理研究家
島本美由紀さん
ラク家事アドバイザー、防災士としても活躍。『もしもに備える! おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイ インターナショナル)など著書多数。
ライター
津田昌宏さん
家電や雑貨など幅広いジャンルのモノに詳しいライター。千葉県在住で、先日の豪雨を経て今まで以上に水害などに対する防災意識が高まっている。
GoodsPress編集部
古澤健太郎
アウトドア担当。ギアの新作展示会に足を運ぶのがなによりの楽しみ。日本山岳ガイド協会認定・登山ガイドステージⅡの資格も持つ。
1. ひねって膨らませるだけ! ソーラー充電対応のランタン
LuminAID
「Survivor」(2万680円)

ソーラー充電ができ、防水仕様なので雨天や水辺のキャンプでも活躍します。やわらかい光でテント内や避難所でも使いやすいです(三沢さん)
空気で膨らませるインフレータブル構造のLEDランタン。最大600ルーメンで、3色切り替えやSOS点滅、スポットライト機能も搭載する。6000mAhバッテリーを内蔵し、USB Type-Aと Type-Cからスマホ2台を同時充電可能。
▲折りたたんで薄く収納でき、本体はソーラー充電にも対応。IP67の防水・防塵性能を備える
2. 緊急時に頼れる13機能を持つ、本格レスキューツール
ビクトリノックス
「レスキューツール」(1万5400円)

緊急時に役立つ機能がコンパクトに1本にまとまっているのが魅力です。アウトドア用としても携帯しておくと安心感が高いアイテム(古澤)
スイスの山岳救助隊員と共同開発した、人命救助仕様のスイス製マルチツール。ウインドウブレーカーやシートベルトカッター、ロック付きドライバーなどを備え、車内やアウトドアでの脱出など緊急時に活躍。右利き・左利きどちらにも対応。
▲シートベルトを素早く切断できる先端が丸くアーチした専用カッターを装備。車内からの脱出をサポートする
3. 寝袋の保温性を高め、単体でも使える軽量ライナー
SEA TO SAMMIT
「リアクターライナー マミーウィズドローコード(スタンダード)」(1万1550円)

寝袋や毛布を頻繁に洗えない環境でも、ライナーだけを洗濯でき、衛生的に使えます。軽量コンパクトで防災バッグにも収納しやすい(三沢さん)
体が発する赤外線を吸収・反射する素材「Thermolite Pro」を採用したマミー型スリーピングライナー。3シーズン用寝袋の保温性を最大6%高めるほか、寝袋の汚れ防止用シーツや夏場の単体使用にも対応。

▲足元のドローコードを開けば、ライナーを着たまま足を出せる。テント内での移動にも便利な仕様だ
4. 低温時も安定した火力を発揮! カセットガス式のストーブ
SOTO
「レギュレーターストーブ Range ST-340」(9790円)

カセットボンベが使え、停電時でも温かい食事を作ることができます。普段から使い慣れておくことで、いざという時も安心です(三沢さん)
燃料にカセットガスを使用する携帯ストーブ。外気温5~25℃でも安定した火力を発揮するマイクロレギュレーターを搭載し、直径66mmの火口で調理器具をムラなく加熱。アウトドアはもちろん災害時の調理にも活躍する。
▲収納時は W140×D70×H110mmとコンパクト。専用収納ポーチが付属し、持ち運びしやすいのも魅力
5. 水濡れを防ぎつつ荷物を圧縮! 便利な軽量防水バッグ
SEA TO SAMMIT
「Evacドライバッグ」(3L~35L:2970円~5830円)

着替えやタオルなどを水濡れから守ることができ、サイズも豊富。雨天や水辺のアクティビティはもちろん、水害時にも役立ちます(三沢さん)
防寒着や寝袋など、濡らしたくない荷物の収納に適したドライバッグ。底部には、空気を逃がしながら水の浸入を防ぐ防水透湿素材「Evac」を採用。バルブなしで中の空気を抜いて圧縮でき、荷物の省スペース化にも役立つ。
▲容量は3L/5L/8L/13L/20L/35Lの6サイズ展開で、荷物や用途に合わせて選べる。写真は8L
6. 強力保冷で食材を守る!停電時にも頼れる保冷剤
ロゴス
「倍速凍結・氷点下パックL」(1595円)

保冷剤はキャンプや買い物など日常でも使う機会が多いのでおすすめです。繰り返し使えるため、防災用としても備えやすい(三沢さん)
一般的な保冷剤の約8倍もの冷却能力を備える。魚も凍るほどの保冷力を持ち、クーラーボックスでの食材保冷はもちろん、冷凍庫に常備しておけば停電時の庫内温度維持にも役立つ。半透明容器で凍結状態も確認しやすい。
▲従来品に比べ、マイナス温度帯の持続時間が16%アップ。事前の凍結時間は約半分の18~24時間に!
■サッと拭いてさっぱり整う温泉由来のボディシート
Moment
「湯るまる」(10枚入り:各990円)
▲爽やかな「ゆず」、やさしい「カモミール」、場所を選ばず使いやすい「無香料」の3タイプを用意
入浴できない災害時でも、体を拭いて清潔感を保てるのが魅力。温かさも感じられ、避難生活のストレス軽減にもつながります(古澤)
天然温泉水と温泉鉱石から抽出・凝縮したミネラルを配合した温感ボディシート。汗や汚れを拭き取りながら、数分後にはほのかなぬくもりも感じられる。アウトドアはもちろん、断水などで入浴できない災害時にも役立つ。
※2026年9月4日発売「GoodsPress」10月号108-109ページの記事をもとに構成しています<取材・文/マルニツタ 監修/三沢真実、古澤健太郎 イラスト/アボット奥谷>
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