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今年7月、岡山県で初めて確認された特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」。心配されているのは街路樹や農産物などへの影響です。樹木の内部を食い荒し枯れさせてしまう危険があるとして、モモの生産者らも警戒を強めています。

【写真を見る】どう対処する「特定外来生物のクビアカツヤカミキリ」農家も警戒感 市議会で質問も【岡山】

後楽園に幼虫が樹木を食い荒らすと現れる「フラス」が

(松村みなみ記者)
「今月7月、岡山後楽園のサクラ林で異変が見つかりました。クビアカツヤカミキリの痕跡です」

(岡山県後楽園事務所 山田威夫所長)
「ここですね。このあたりに”フラス”が出ていて『いよいよ来たな』と」

今年7月、後楽園で見つかったのは、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の幼虫が樹木を食い荒らすと現れる「フラス」。フンと木くずが混じったものです。

その後、木の内部からは幼虫も発見。旭川河川敷のサクラも含め被害が確認された4本の木を覆うなどの対処がされています。

(岡山県後楽園事務所 山田威夫所長)
「成虫になってから飛ばないように、よそに行かないように封じ込めている。3年ぐらい」

警戒強めるモモの生産者

これが岡山県内初の確認。この事態に警戒を強めているのはモモの生産者です。

(一宮選果場 今井將智生産技術委員長)
「一番最初は怖いなと」

サクラやモモなど、バラ科の樹木を食い荒らし枯れさせてしまうため、全国的には、大きな被害を受けたところも。メス1匹が、最大1000個近くの卵を産み、完全な防除も難しい…モモの一大産地、岡山市の一宮地区の生産者は、早期発見のため、「フラス」の見分け方を教わったといいます。

(一宮選果場 今井將智生産技術委員長)
「この下の方、太いところに入るらしいんで、裏側とか隅々まで見ていくように。モモが作れないという状況にならないように戦っていかないと」

長野県では捕獲した人に報奨金も 岡山市議会では

200本の樹木に被害が確認された長野県の佐久地域では、農家に防除のための農薬を配付。捕獲した人に報奨金などを支払っている地域もあります。

対策についてきょうの岡山市議会では。

「他自治体の取り組みの実績と効果を参考にしながら、懸賞金制度も含め早期発見早期防除に努めてまいります」

現在のところ最初に確認された4本の樹木以外には被害は見つかっていません。拡大を防ぐため、岡山県はクビアカツヤカミキリや、その痕跡を見つけたら、連絡してほしいとしています。