10年間維持、南京理工大学の「温かい食事手当」に多くの人が感動-中国

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中国では新学年になったことで、東部の江蘇省にある南京理工大学の申請不要、名簿非公開、ビッグデータで対象者を選定する「温かい食事手当」が改めて新入生の熱い話題になっています。この「あなたを助けるが、邪魔はしない」という支援方式は10年もひそかに続けられており、多くのネットユーザーの心を打っています。

「温かい食事手当」の出発点は、学生にしっかりと食べてもらうことです。南京理工大学は食堂の利用状況を調査した上で、手当の基準を設定しました。その方法は、学生食堂を1カ月当たり60回以上利用した学生で、月間の消費額が750元(約1万7000円)未満の場合、申請を必要とせずに対象者の食事カードに300元(約6900円)の補助金が自動的に振り込まれるものです。

南京理工大学対外連絡発展部の李晶氏は、「申請不要で公表もせずに食事カードにひそかに補助金を振り込む」という心温まる取り組みは、大学関係者の観察から生まれたものだと説明しました。李氏によると、家庭の経済が厳しい学生は、食堂で安価な食事しかとれず、一方では家庭の困窮を周りの人に知られたくないために学習補助金の申請を諦めてしまうケースが多くあります。そこで同校は、毎月の食事カードの利用状況のビッグデータを分析し、学生本人の申請を必要とせずに自動的に支援対象者を選定して食事手当を振り込むことにしました。

李氏はまた、「学生が毎日食堂で少なくとも25元(約570円)の食事予算を確保して、しっかり食べて、しかもおいしいものを食べてほしい。こうした目立たず、非公開の援助のやり方は、経済面で困難な学生の負担を軽減するとともに、彼らの自尊心も守ることができる」と説明しました。

同校の「温かい食事手当」は2016年の開始以来、すでに4万1000人以上の学生に延べ790万元(約1億8000万円)以上の補助金を提供してきました。また、この食事手当の寄付者には同校の卒業生や教職員だけではなく、企業や一般市民も含まれており、総額はすでに978万元(約2億2000万円)に達しました。(提供/CGTN Japanese)