朝原宣治さんが指摘 男子リレーがメダルから遠ざかった理由は意外にも「個々のレベルが上がった」から
陸上男子100メートルの元日本記録保持者で、2008年北京五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの朝原宣治さん(54)が6日放送のBS-TBS「関口宏の三人寄れば」(日曜正午)にゲスト出演。近年なかなか好結果が出ない男子リレーについて、その意外な理由に言及した。
MCの関口宏(83)がゲスト2人を迎えて楽しくトークする同番組。この日のテーマは「陸上」で、朝原さんと、陸上女子100メートルハードル元日本記録保持者で“ママさんハードラー”の異名を取った寺田明日香さん(36)の2人がゲストに招かれた。
朝原さんは18年前の2008年北京五輪陸上男子400メートルリレーでアンカーを務め、五輪陸上男子トラック種目では日本初メダルとなる銅メダルを獲得。2017年にドーピング違反が発覚したジャマイカから金メダルがはく奪され、日本の順位は3位から繰り上がって2位に。五輪から11年後の2019年、正式に銀メダルを授与された。
日本中が感動した北京五輪から18年。だが、“お家芸”となったはずのリレーで、日本は2021年東京五輪はバトンミスにより途中棄権、2024年パリ五輪では5位とメダルに手が届いていない。
北京五輪での好結果について聞かれた朝原さんは「長かったからです、一緒にいる時間が」とキッパリ。
「(4人が)ほぼ固定メンバー。合宿も本当によくやって、大事な試合もたくさんして、修羅場もくぐった仲間が北京を迎えているんで。バトンを落とすとか渡らないってことはちょっと考えられない」と他国に比べて日本が特に秀でていると言われるバトンパスも練習に練習を重ねて完璧なものにして臨めたと振り返った。
その後、選手個人のタイムも上がり、トップクラスの人数も増えた。だが、リレーに関してはこれが逆にネックになったという。
他国のレベルアップに加えて「日本の選手の個々のレベルが結構上がってきてまして。結構…代表選手を獲るのが大変になってきてるんです。そこで結構、個人のスケジュール、試合とか、合宿とかを優先してるので、バトン練習が物凄く少なくなってしまって…」と朝原さん。
「ほぼ“ぶっつけ(本番)”みたいな時もあります」と、全体のレベルが上がったからこそ直面している難しい“舞台裏”を明かしていた。

