警察官がやってくるとすぐに洋服を着ていた女性(Kabukicho Live Cameraより)

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 9月1日早朝、歌舞伎町の"トー横"付近にあるライブカメラが捉えた黄色のTシャツにデニムのショートパンツの女性。画面の左側から姿を現すと、おもむろに履いている黒いショーツを膝までおろし排水溝の上にしゃがみ込んだ。そして、その体勢を保ったまま2分ほど動かなかった──。

【写真を見る】「デニムパンツをずり下げ...」下水溝の上に立ち、下着を脱いで座る女性

「さすがにトー横でたむろしている女の子たちも、こんなことはしません」

 そう苦笑するのは、歌舞伎町の中に事務所を構え、長年、若者への声掛けや見守りを行う夜間パトロールを行っている公益社団法人「日本駆け込み寺」の代表理事・清水葵さんだ。清水さんらは定期的に歌舞伎町の清掃活動ボランティアも実施している。

 何が起きたのか、あらためて拡散された映像の中身を振り返ろう。

男性と"路ション"体勢のまま会話

 SNSでこの映像が拡散されると、白昼堂々、映り込んだこの女性が"路ション"しているのではないかと指摘が上がり大きな話題になった。あるITライターが語る。

「女性には通行人を気にしている様子はありませんでした。座り込んで1分ほどすると、男性が近寄ってくる場面がありますが、それでも下半身は出したまま。男性が知人なのか、注意しようとしていたのかは不明ですが、"路ション"体勢のまま会話するというなんとも珍奇な様子でした」

 ライブカメラの映像ではパンツを下ろしたままの女性の近くを、見回り中の警察官3人が通り過ぎる場面も映っている。SNSで"プチ炎上"しているのはこれが理由でもあるようだ。

「"軽犯罪なのになんで取り締まらないんだ"という声が多く見受けられます。中には、女性の国籍について推測し、〈これって本当に日本の光景なの!? 信じられない!! 警察官も素通りしてるし……〉〈道端で排尿をスルーする警察官。歌舞伎町がさらに汚くなる〉など、批判的な意見も少なくないようです」(同前)

 この行いは触法行為なのか。グラディアトル法律事務所の松岡勇樹弁護士は、「排尿していると仮定すると、この女性は下水溝に向かって排尿しているため、器物損壊罪が成立することは難しいと考えられます。一方で公然わいせつ罪や軽犯罪法違反、東京都迷惑防止条例違反にあたる可能性は否定できない」という見解を示している。

 問題の映像について、現代日本においてはかなり珍しい光景だとして驚きの声が上がっている。冒頭の公益社団法人「日本駆け込み寺」の代表理事・清水葵さんは「この街では男性が路上で立ち小便をする姿は正直、多いですが……」と前置きしてこう述べた。

「女性が排水溝に……、流石にこれはイレギュラーなケースだと思いますね(笑)。さすがにトー横でたむろしている女の子たちも、こんなことはしません。

 というのも、トー横の付近には公衆トイレがたくさんあるからです。日中は『東急歌舞伎町タワー』やパチンコ店にいけばいくらでも用は足せるし、早朝であっても駅などのトイレは開放されています。この街にいる子たちはみんなそうしていると思います。大久保公園の横にある、うちの事務所にトイレを借りにくる子もいますね。騒がれている女性が外国人なんじゃないか、と騒がれていますが、実際に土地勘のない観光客なのかもしれませんね」

 今回の映像には、歌舞伎町の人々も困惑しているようだ。

◆取材協力:公益社団法人「日本駆け込み寺」 https://www.nippon-kakekomidera.com/