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大館市では特産の「中山なし」の収穫が、最盛期を迎えています。

記録的な大雪による、枝折れなどの被害を乗り越え、例年以上の品質に仕上がっているということです。

ギュッと蓄えた強い甘さとみずみずしさが特長の「中山なし」。

先月下旬に収穫が始まった糸屋忠範さんの果樹園です。

主力品種の「幸水」がいま収穫の最盛期を迎えています。

やまよし果樹園 糸屋忠範さん
「冬は『今年本当にナシ取れるんだろうか』って思ったくらいですから、まずこうやってなってくれてとりあえずいま一安心してます」

今年2月、糸屋さんの果樹園は、記録的な大雪に見舞われました。

この時の積雪は、約1メートル50センチ。

高さ2メートルほどの「中山なし」の木は、大部分が雪に埋まりました。

木を支えるナシ棚は、降り積もった雪の重みで大きく引っ張られ、枝が折れたり、幹が裂けたりする被害が相次ぎました。

やまよし果樹園 糸屋忠範さん
「ここから折れているしここも折れているし反対側のこっちの方も折れているし」

雪どけとともに、あらわになった甚大な被害。

糸屋さんの果樹園では、合わせて2,000本ほどある、ナシの木の、ほぼすべてで、被害が確認されました。

やまよし果樹園 糸屋忠範さん
「収穫の喜びを今年は改めて実感しているのかな」

一時は収穫さえ危ぶまれた中、懸命の復旧作業を続け、実りの秋を迎えました。

収穫量は、例年の半分ほどに、落ち込む見込みですが、春から夏にかけて天候に恵まれたことから、品質のいいナシに仕上がりました。

甘さとみずみずしさも、申し分なく、糸屋さんはここ5年でいちばんの出来と太鼓判を押します。

やまよし果樹園 糸屋忠範さん
「まさかこんなに品質のいいものが収穫できるとは思ってなかったので、いま喜びいっぱいで収穫しております」「『食欲の秋』のひとつにまず『中山なし』を一品加えていただければ生産者の励みにもなりますのでなんとかよろしくお願いいたします」

記録的な大雪を乗り越えて、たわわに実った中山なし。

収穫は、来月上旬まで続く見込みで、市内の直売所のほか、県内や首都圏のスーパーなどでも販売されます。

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糸屋さんのように、実りの秋を迎えることができた人がいた一方で、大雪による甚大な被害を受け、今年、2軒の農家が「中山なし」の生産をやめました。

被害を受けたナシの木は収穫量が以前のように戻るまで、5年から10年ほどかかるとみられています。

農家への息の長い支援が求められています。

※9月7日午後6時15分のABS news every.でお伝えします