◆米大リーグ マーリンズ-カブス(6日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 カブスの「PCA」ことピート・クローアームストロング外野手(24)が6日(日本時間7日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・中堅」でスタメン出場し、3試合ぶりの本塁打となる40号を放った。シーズン40本塁打を放つのはデビュー4年目で自身初となった。

 1打席目は投ゴロ、2打席目は左犠飛で迎えた1点を追う5回2死走者なしの3打席目。先発右腕・フィリップスの初球を捉えた。甘く入った84・7マイル(約136・3キロ)スイーパーを振り抜くと、右翼ポール際へ打球速度111・2マイル(約179・0キロ)、飛距離403フィート(約123メートル)、打球角度27度ではじき返して、フェンスを越える同点弾となった。

 3日(同4日)の本拠地・ブルワーズ戦では、両軍無得点の3回1死一塁の2打席目に4試合ぶりの本塁打となる39号先制2ラン。40号に王手をかけていた。その後は2試合連続で本塁打が出ていなかったが、3試合ぶりに3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦ったマイアミの地でアーチを描いた。

 5月終了時点では出場60試合で7本塁打だったが、6月以降の84試合で33本塁打と圧巻のペースで一気に本塁打を積み上げた。4日(同5日)の敵地・マーリンズ戦では二盗を決めて、33個目の盗塁。24年大谷翔平(ドジャース)以来7人目となる「40-40」(40本塁打&40盗塁)へもあとは7盗塁を残すのみとなった。本塁打王争いでもシュワバー(フィリーズ)の41本に1本差に迫っている。ナ・リーグMVP争いでもドジャース・大谷との一騎打ちと見られているが、本塁打では10本差(大谷は30本)をつけた形となった。

 20年のドラフト1巡目(全体19位)でメッツ入りしたPCAは、21年にトレードでカブス入りし、23年9月にメジャデビュー。24年には中堅のレギュラーをつかんで10本塁打、27盗塁をマークすると、25年には31本塁打、35盗塁で「30-30」をマークし、ゴールド・グラブ賞にも輝いた。今季は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表で出場。春先はなかなか調子が上向かなかったが、6月頃から一気に調子を上げて、6月15日にはサイクル安打を達成し、6、8月には月間MVPに輝いてチームを引っ張ってきた。