田口壮氏 エドマンの届かないダイビングを絶賛「全部やってダメなら諦められる」 直後に6号逆転3ラン
◇ナ・リーグ ドジャース-ナショナルズ(2026年9月5日 ロサンゼルス)
選手同士の信頼感を高めるための、隠れた“ビッグプレー”だった。5日(日本時間6日)のドジャース-ナショナルズ戦を中継したNHK BSで解説を務めた田口壮氏(57)が、中堅でスタメン出場したトミー・エドマン内野手(31)のプレーを絶賛した。
2-3で迎えた7回だった。先発・グラスノーが先頭のクルーズに左中間二塁打を許して降板。2番手・ベシアがマウンドに上がった。ベシアはウッドを三ゴロに打ち取ったが、1死三塁からライルに左中間二塁打を許して塁上の走者を本塁に還した。
ライルの打球はやや詰まり気味で左中間へ。中堅のエドマンは左翼手のコールがカバーに入ることを想定し、間に合う可能性が低かった打球に対してダイビング。グラブは届かなかったが、確実にコールがカバーに入ったため、打者走者は二塁で止まった。
田口氏はエドマンのダイビングについて「野手は投手に諦めさせる作業はしないといけない」としたうえで「全力でプレーして、やれることを全部やってダメなら投手も諦められる。次に気持ちを切り替えられる」と分析した。メジャーでも世界一を経験し、日本では5度のゴールデン・グラブ賞受賞した守備の名手でもある同氏。エドマンの全力プレーがチーム内の信頼感につながると指摘。結果的にベシアは1死二塁から3、4番打者を連続三振に仕留め、さらなる失点を防いだ。
エドマンは5回無死、ナショナルズ2番・ライルの左中間への大飛球を全力で追い、最後はフェンスに激突しながらもジャンピングキャッチ。球場に大興奮を呼び起こした。マウンド上のグラスノーも両手を挙げ、信じられないといった表情を浮かべ、三塁手のE・ヘルナンデスも両手をエドマンに向けて掲げ、プレーを称えた。
エドマンは直後の7回2死一、二塁、右翼席に逆転の6号3ランを放った。打撃に加え、守備でもチームに大きく貢献するユーティリティープレーヤーが随所にスーパープレーを見せつけた。

