スポニチ

写真拡大

 メジャーデビューした新人投手の「帽子のかぶり方」を巡って監督が激怒し、退場する珍事が起きた。スポーツ専門局「ESPN」電子版が5日(日本時間6日)、報じた。

 4日(同5日)のロッキーズ戦。カージナルスの24歳右腕ハンセル・リンコンが6回からメジャー初登板した。ところが、左側に傾けて帽子をかぶっていたことを球審ダグ・エディングスに指摘され、真っすぐに直すよう求められた。リンコンは素直に従い、最初の打者をライナーに仕留めたものの、その後は三塁打、暴投、ランニング本塁打、安打と崩れて降板。投手交代の際、オリバー・マーモル監督が球審に猛抗議し、ピッチクロック違反を宣告された末に退場処分となった。試合後も怒りは収まらなかった。「ドントレル・ウィリス、CC・サバシア、ペドロ・ストロップ。もっと帽子を傾けていた選手はいくらでもいる。私に言わせれば、あれは単なる権力の振りかざしだ」と批判した。

 一方、エディングス球審は、ロッキーズのハンター・グッドマン捕手から「あんなふうに帽子をかぶっていいのか」と尋ねられたため対応したと説明。帽子を傾けてはいけないという明確な規則はないことを認めたうえで、「ちょっとした不文律だと思う。相手の気を散らすものなら対応する」と主張した。当のリンコンは「なぜ直せと言われたのか、まったく分からなかった」と困惑。試合はカージナルスが7-6で勝利した。