市川團十郎 ベネチア国際映画祭公式上映に出席 5分間の歓声とスタンディングオベーション受ける
歌舞伎俳優の市川團十郎(48)が4日(日本時間5日)、第83回ベネチア国際映画祭(12日まで)の「襲名」(25日公開)公式上映に出席した。三池崇史監督と長男市川新之助(13)と舞台あいさつを行い「『襲名』というものは日本独特の世界ですけれど、こうやって三池さんの力の中で、ここにいらっしゃる多くの方々に観ていただけて本当に光栄でした」と語った。
自身の襲名に迫ったドキュメンタリー映画「襲名」が「アウト・オブ・コンペティション」に出品。上映が終わると、約5分間の歓声とスタンディングオベーションを受けた。團十郎は「ぜひ歌舞伎を今後何かチャンスがあったら日本に来た際に観てみてください。本日はありがとうございました。グラッツェ!」とイタリア語を交えて呼びかけた。
三池監督も「今日の上映が終わった時、途中で皆さんが帰られてしまうんじゃないかと心配していたのですが、最後まで残って拍手をいただき、本当にうれしく思います」と喜んだ。
オフィシャルインタビューで團十郎は「新之助も話していた通り、恥ずかしさがこみ上げて汗が止まらないなという感じでした」と上演後の心境を告白。「文化を大事にしている人々にとっては、異国の文化であったとしても初めての世界観を体験して“なんなんだろう”“こういうものか”という、そのリアルな感覚を感じ取ってくれたんだろうな、ということが伝わってきて幸せでした」と締めくくった。

