【都市対抗】西濃運輸 2度目のV王手!4番・野崎が決勝打「自分が決めたろという気持ちだった」
◇第97回都市対抗野球大会第11日 準決勝 西濃運輸3-2エイジェック(2026年9月5日 東京ドーム)
同点の9回2死一塁。西濃運輸の4番・野崎が左中間へ打ち返し、一塁走者・小中が走る走る。左翼手のわずかなジャッグルを見逃さず、伊藤三塁ベースコーチの手が回る回る。間一髪で本塁ベースに到達して決勝への1点が入った。
「真っすぐ一本に絞って自分が決めたろという気持ちだった」
2年前はJR東日本東北に4-8で敗れた準決勝の壁を突破し、「優勝するためにやってきた」とうなずいた。22年秋から昨秋まで主将を務め、在任中に始めた試合当日の1時間近い野手ミーティングはいまも継続。準決勝で敗れた23年日本選手権をきっかけに全国大会で好投手を攻略するため「もっと作戦が必要」とデータを基に対策を練る。
2回戦と準々決勝では、同世代でヤマハからの補強選手・前野が2試合連続決勝打の活躍。「もう家族みたいな存在。活躍して悔しいという気持ちはない。とにかく素直にうれしい」。主軸として存在感を示し「打線を引っ張ることを意識している」と胸を張った。
14年大会の決勝で完封して橋戸賞(MVP)に輝いた佐伯尚治監督には「準決勝に勝てば、俺の力で優勝できる」と送り出された。「勝ち運を持っているみたい。監督に期待したい」。佐伯監督も「僕の采配では勝てないけど、僕の運で日本一になります」と呼応。スマートな体形は12年前と変わらない。2度目の黒獅子旗は指揮官としてつかむつもりだ。(落合 紳哉)
≪補強選手の水野がフル回転≫
◯…西濃運輸は4投手の継投で2失点に抑えた。勝ち越した直後の9回はヤマハからの補強選手で参戦する30歳右腕・水野が打者3人で抑えた。初戦から4試合全てに登板して2勝1セーブ。「(佐伯監督から)全試合に投げてもらう、酷使するからと言われた。意気に感じる。決勝戦もいきます」とフル回転を見据えた。

