TUBE「デビュー41年目の第一歩」 4年ぶりの9月開催 37回目の夏恒例ハマスタ公演
ロックバンド「TUBE」が5日、夏恒例の横浜スタジアムライブを行った。自身が持つ同所の最多公演記録を37回に更新。3万7000人の大歓声に2時間半の熱演で応えた。
ド派手な空中ショーで開幕。ステージを覆っていた幕が下りると、ゴンドラに乗ったメンバーが登場。高さ10メートルまで到達するゴンドラで上下に移動しながら「Only You 君と夏の日を」で幕開け。サビでは観客が両腕を交互に突き上げ、会場のボルテージは一気に高まった。
観客を驚かせるオープニング演出はハマスタライブの醍醐味(だいごみ)。前田亘輝(61)が1人で担うことも多いが、今回は角野秀行(61)、松本玲二(60)、春畑道哉(59)もノリノリ。春畑は「安全装置をつけていたけど動きたくなった」、角野も「動けないのはつまらない」と言うほど。恐怖心などどこ吹く風で空中の演奏を楽しんだ。
4年ぶりの9月開催で、最高気温は24・8度。昨年開催時より13度も涼しい中での公演に、前田は「90年代ぐらいの気温で最高」とご満悦。それでも9曲目「十年先のラブストーリー」では大噴水を頭からかぶり、気球に乗って場内一周や無数の花火や火柱が上がるなどの恒例の派手な演出は変わらず。代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」や新曲「3 2 1 Go! Summer」などメドレーを含む22曲を披露した。アンコールでは松山千春(70)がサプライズ登場し「長い夜」と「大空と大地の中で」をコラボ歌唱した。
昨年から続いたデビュー40周年記念イヤーを5月に締めくくったばかり。その後はメンバーも「久しぶり」という夏フェスなどに出演し、この日が41年目の最初の単独公演。前田は「デビュー41年目の第一歩が大雨予報だったけど、皆さんのTUBEに対する愛が起こした奇跡(で晴れた)。一緒に踏み出してくれてありがとう。俺たち4人は“終わりが来ないように”と夢を見ながら過ごしています。いつかまた元気で会える日まで」。感謝の思いが募る良い夏の思い出となった。 (高原 俊太)

