シロアリ駆除Channelが、「シロアリ対策は家の外が重要!?見落としがちな危険ポイントをプロがチェック!」と題した動画を公開した。動画では、シロアリ防除専門業者「シロアリ1番!」の田中勇史氏が、実際に人が住んでいる一般住宅を用いて、家の外まわりに潜むシロアリの危険ポイントとその具体的な対策についてプロの目線で解説している。

シロアリ対策といえば家の中や床下の点検を思い浮かべがちだが、田中氏は「建物の外周まわりでシロアリ的に気になる点」の重要性を指摘する。家そのものだけでなく、周囲の環境や住人の何気ない行動が、シロアリを呼び寄せる原因になっているからだ。

まず案内された玄関周辺では、建物の基礎に密接して置かれた植木鉢やプランターの問題点が挙げられた。植物を育てるための水やりによって地面に浸み込んだ水分が抜けにくく、密接した裏側の暗い空間は「周辺の湿度が上がってしまう」という。湿気を好むシロアリを呼び寄せないためには、基礎から距離を離すか、棚を設置して風通しの良い空間を作ることが推奨された。

続いて、建物の側面に置かれた物置やエアコンの室外機にも注意を促す。これらが基礎にぴったりとくっついていると、裏側が暗く空気の流れが淀むため、シロアリが寄りやすくなる上、もしシロアリが這い上がってきても気づきにくい。田中氏は、基礎から「10cmとか15cmくらいあけられたら一番ベスト」と述べ、空気の通り道を確保しつつ、目視で確認しやすい隙間を作ることの重要性を説いた。

さらに、日陰になりやすい建物の裏側や入隅(奥まった場所)では、苔が生えたり地面が湿っていたりする現状を確認。また、通気口付近に雑草が繁茂していると、通気を妨げるだけでなく、湿気が床下へ流れ込み、家全体のリスクを高めてしまうと警告した。生け垣の植物を支えるために立てられた木製の杭についても、植物が自立した後も放置されていると「シロアリのエサになってしまう」ため、不要なものは早急に撤去するようアドバイスしている。

田中氏は総括として、建物の基礎周りに「物を置きすぎない」ことと、「基礎際から離して置く」ことの2点を強調した。日常的に何気なく置いている物が、実はシロアリにとって快適な環境を作り出しているかもしれない。家の外まわりを少し見直すだけで、シロアリ被害を未然に防ぐ第一歩となるはずだ。

チャンネル情報

シロアリ1番!を運営するテオリアハウスクリニックが、シロアリ駆除の正しい知識を専門家の立場から客観的な視点で発信するチャンネルです。【専門家プロフィール】田中勇史 (公社)日本しろあり対策協会 防除技術委員|これまで数千件を超える家屋を調査。皇居内施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。大学の海外調査にも協力。