阪神・森下翔太が球審と一触即発 高木豊氏は「人間的でいい」「命かけて打席入ってる」…死球への怒りも「自然な感情」
スポーツ報知評論家の高木豊氏が、3日に自身のYouTubeを更新。2日に行われたヤクルト-阪神戦(神宮)で、阪神・森下翔太外野手がストライク判定を巡り深谷球審と一触触発ムードとなった場面について語った。
阪神が3点ビハインドの6回1死。2ボール2ストライクから山野の外角カーブで見逃し三振を喫した森下。不満顔で球審に何らかの言葉を投げかけ、三塁ベンチへ。しかし、深谷球審は鬼の形相で森下に視線を向けた。次打者の佐藤が仲裁に入ったが、異様な空気に包まれた。森下は6月6日・楽天戦(甲子園)でストライク判定に対して球審に暴言をはき、退場処分を受けている。
「すいません、後輩です」と、中大の後輩である森下について紹介した高木氏は「個人的には」と前置きし、「人間的でいいなと思う」とコメント。近年のプロ野球界について「おとなしいよ我慢しちゃってさ」「プレーを必死にやってて生きるか死ぬか、ストライクボールの判定って相当大きい」「文句よく言わねえな。大人なんだろうね今の子って」と自身の現役時代との違いも語った。
「昔だったら(球審に)体当たりしてきたからねピッチャーが」「自分が自信があるんだったら(球審に)聞いてた。『(ゾーン)いっぱいか』って」と当時を振り返った高木氏。そのような経験をした高木氏は、森下の態度について「人間的でいいなって思う」とした上で、「トータル的に自分は損するよ」とコメントした。
一方で、森下については「大人になっていいのか。そんな大人しい大人があんなプレー見せられるのか」「判定でガーっと熱くなる方がああやってホームラン打てるのか」と、性格面についても触れた。「大人しくしとけ」と言った場合に「森下のいいところ出てこない。あれは個性だから」と、プレースタイルの変化などのリスクもあると解説した。
2日の判定についてはストライク判定とした高木氏だが、「完全なボール」の際に打者が激昂した場合、「どっちが正しいんだ。何にも言えないのかってことになる」と指摘。「だからこれを導入しろって早く」と頭をポンと叩くしぐさを見せ、ABS(自動ボール、ストライク判定システム)の早期導入を求めた。また、近年の首脳陣についても言及。死球などによって監督がベンチから出てきた際に「肩組みながら話し合うんだよ」「ちょっと待てよ。怒ってたんじゃないのか」と疑問を投げかけ、「それだったら森下の方が人間的でいい」「森下だって命かけて打席入ってるよ」と言及した。
打率、本塁打、打点の3部門でリーグ2位など好調ということもあり、インコースを多く攻められる森下。「こんなとこバンバンこられるんだもん」と、のけぞるような動作を見せた高木氏は「俺は嫌いじゃない。はっきり言ってそれが自然な感情だから」と自身の考えを述べた。
