「警報システム機能せず」被害拡大の要因と指摘も 死者1200人超に ネパール・中国で土石流
ネパールと中国の国境地帯で発生した大規模な土石流は、死者が1200人を超えました。被害が拡大した要因の1つとして、警報システムが機能しなかったことも指摘されています。首都・カトマンズから中継でお伝えします。
病院には行方不明者の家族が朝から訪れています。壁一面にはられているのは行方不明者の写真です。最初は十数枚だったのが、はる場所がなくなり、壁の上の方にまで広がっています。
ネパールと中国の当局によりますと、先月26日の土石流の死者は1200人を超え、発生から1週間以上経った今も、日本人5人を含む4700人以上の行方が分かっていません。
被害が拡大した要因の一つとしてロイター通信などは、水位計が流されるなどして警報システムが十分に機能しなかったと指摘しています。
警報が発令されたのは、土石流が国境検問所に到達してからおよそ40分後だったということで、そのときには集落はすでに土石流にのみ込まれていたとみられています。
行方不明者の捜索とともに、今後はかつてない被害を生んだ原因についても、解明が求められることになります。