1万3000本以上の映画・ゲーム・アニメ・漫画の「聖地」を地図上に表示する「Movie Scene Map」

映画やアニメのファンの中には、撮影地や舞台となった場所を巡る舞台探訪、いわゆる「聖地巡礼」を楽しむ人がおり、自治体側が作品と公式コラボするケースも増えています。「Movie Scene Map」は、そんな映画・ドラマ・ゲーム・アニメ・漫画の撮影地や舞台となった場所を地図上に表示するウェブサイトです。
Movie Scene Map - The Filming Locations Map for Film & TV
About Movie Scene Map - where the filming locations come from
https://moviescenemap.com/about/
「Movie Scene Map」は、Wikipediaを運営するウィキメディア財団が提供する共同編集データベース・Wikidataのデータを利用して、作品の撮影地や舞台となった場所を収集しています。また、2026年8月以降は各作品のWikipediaページに記載されている情報も利用しているとのこと。
「Movie Scene Map」では映画・ドラマの撮影地と、ゲーム・アニメ・漫画の舞台をそれぞれ分けています。撮影地は映画やドラマが実際に撮影された場所のことであり、Wikidataでは「filming location(P915)」というセクションに記録されています。舞台はゲーム・アニメ・漫画の舞台となった場所のことであり、Wikidataでは「narrative location(P840)」というセクションになっています。
実際に「Movie Scene Map」へアクセスした画面が以下。暗い世界地図の上に色とりどりの点が大量に表示されています。地図上に表示されている点の色分けは、オレンジ色が国や地方、青色がランドマークや建物、エメラルド色が町や市、緑色が景勝地や自然、紫色が城や宮殿、赤色が道路や広場となっています。

なお、「Movie Scene Map」ではブラウザのIPアドレスや日付などのデータが14日間保存されるほか、ユーザーがマップのどの部分を探索したのかを分析するため、クリックした場所やマウスの軌跡を記録するオプションもあります。オプションを拒否する場合は「No thanks」をクリック。

試しにイギリスのあたりにカーソルを合わせてみると、「River Thames(テムズ川)」が表示されました。地名の下の欄にはテムズ川で撮影された映画やドラマが一覧表示されています。

点をクリックするとさらに詳細な情報を確認可能。テムズ川で撮影された映画には『Harry Potter and the Order of the Phoenix(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)』『Doctor Strange(ドクター・ストレンジ)』『Full Metal Jacket(フルメタル・ジャケット)』などがあるようです。いくつかの作品には補足として、撮影場所に関するテキストが表示されています。

作品名をクリックすると、その作品が撮影された場所が複数ある場合、そのすべてをチェックすることが可能。

イギリス各地に『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の撮影場所があることがわかります。画面左側のタブには、撮影場所となった地名が一覧表示されています。

日本もさまざまな作品の撮影地や舞台となっています。

特に東京周辺は点が多く表示されています。試しに新宿御苑にカーソルを合わせてみると、新海誠監督の映画『The Garden of Words(言の葉の庭)』の舞台として登録されていました。

舞台がすぐに思い浮かぶような有名作品でも登録されていないケースがありますが、近年の作品でも登録されている場合があります。たとえば伊豆大島にカーソルを合わせると、記事作成時点でアニメ放送中の『これ描いて死ね(Draw This, Then Die!)』の舞台になっていることが記載されていました。

「Movie Scene Map」はWikidataのデータを基にしているため、「あの作品の舞台が登録されてない!」という場合は、Wikidataの作品ページから座標や出典と合わせて登録すれば、やがて「Movie Scene Map」にも反映されるとのことです。
Something missing? How to add a filming location
https://moviescenemap.com/missing/
