【番記者G戦記】巨人ナインが歓喜の儀式自粛 熊本地震に配慮しサヨナラ勝ちの水かけなし 岸田主将の呼びかけに全員賛同 被災地の一日も早い復興願う
◆JERAセ・リーグ 巨人4x-3DeNA(1日・京セラドーム大阪)
巨人がサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。同点の9回1死二、三塁、高卒2年目の8番・石塚裕惺内野手がプロ初のサヨナラ打となる右犠飛で試合を決めた。
劇的勝利を喜ぶ巨人ナインの様子は、普段とは少し違った。いつもサヨナラ勝利の後は、選手たちが水をかけ合うウォーターシャワーで歓喜するが、この日はなし。満面の笑顔でハイタッチするのみだった。
実は7月28日に発生した熊本地震の直後、岸田行倫主将の呼びかけで、もしサヨナラ勝ちしたとしても被災地に配慮し、水を節約するためウォーターシャワーは自粛しようと選手たちで話していたのだ。
熊本では断水による水不足が深刻な問題となっていて、1か月以上たった現在も解消にいたっていない。そんな状況で、貴重な水を選手同士が、かけ合うわけにはいかない。岸田を中心に選手たちは“全会一致”で賛同した。
それ以来、チームは初めてのサヨナラ勝ちだった。熊本にも多くの巨人ファンがいる。さらに今夏は千葉や北陸地方でも豪雨災害が起きた。逆転優勝に向かって一致団結する巨人ナイン全員が、被災地の一日も早い復興を願っている。(片岡 優帆)
