ただ、あくまで“表面上は”というところがポイント。

 ノアさんがまさに、「お客さんには楽しく飲んでもらいたいから、心の中ではダサいと思ってても、『これカッコいい』とか『(良い意味で)めっちゃヤバいっすね』とか言っちゃう」と語っていたのです。

◆女性店員は「カッコ悪い」とは言えないワケ

 夜職経験のある女性ならばわかると思うのですが、客のファッションやビジュアルは序盤の会話のフックとして触れやすいですし、客をとりあえず上機嫌にさせられる初歩的なヨイショトークとなるもの。つまり、内心ではダサいと思っている女性店員も「カッコ悪い」とは口が裂けても言わず、「カッコいい」と誉めることがセオリーなのです。

 繰り返しになりますが、たしかにそういったセンスを本当に「カッコいい」と感じている女性は一定の割合で存在します。ただガールズバー、キャバクラ、スナックによく通っている中年男性は店員の若い女性たちから誉められるため、その“一定の割合”を実際の数値以上に多いと勘違いしてしまっているのではないでしょうか。

 ノアさんは「まさか私自身が原因の一部になっていたとは思わなかった」と苦笑しながらも納得していただいた様子。

 最後にまとめますと、髪型やファッションは自分の好きなスタイルをすればいいというのが大原則ではあるものの、モテたいのであれば女性視点を意識する必要がある。とはいえ、夜職の女性の発言を鵜呑みにするのは要注意--ということなのです。

<文・堺屋大地>

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【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi