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栗山巧さん、25年間ありがとうございました!

今季、埼玉西武ライオンズにとって一番大事かもしれない試合に行ってきました。ライオンズ一筋で25年、ミスターレオ栗山巧さんの引退試合です。この試合に懸ける西武界隈の熱量は凄まじく、チケットを得るのにはなかなかの苦労もありましたが、スマホ連打を何時間もつづけた甲斐がある引退神試合でした。

向かいましたは別れの舞台・本拠地ベルーナドーム。試合は17時開始ですが、惜別の思いを込めてお昼過ぎには現地に入ります。するとどうでしょう、世界すべてが栗山さんへの感謝と思いであふれており、そこかしこを見守り、耳を傾けていると時間がいくらあっても足りないほど。降り立った西武球場前駅には栗山さんの名場面の歴史をたどる展示や、この日のために停車している四代目L-trainでの感謝の展示が実施されています。駅内の掲示板には西武鉄道駅員さんたちからの感謝のメッセージ表示も。これは駅すら出ない時点で胸が熱くなってきます。

↓ホームにはファン投票で選んだ名場面集の展示!



↓四代目L-trainも停車していました!



↓行き先表示は「#ありがとう栗山さん」です!



↓中吊りはすべて栗山さんの歴史!



↓車内アナウンスも担当していました!


↓駅員さんたちからの感謝の寄せ書き!


↓電光掲示板にも感謝のメッセージが流れました!


駅を出ますともう人・人・人。まだ試合開始まで3時間以上あるのに、もう試合中なんじゃないかくらいの人だかりです。その熱量ゆえか、整理券制で実施されている記念の展示会については、整理券配布終了済で間に合いませんでした。いやー、電車の車中から旧ユネスコ村方面に伸びる橋の上まで人が並んでいたのが見えたので「アチャー」と思いましたが、やはり朝から来ないといけなかったようですね。なんせこれは誰でもない、栗山巧さんの引退試合なのですから。

気を取り直して各所を巡ると、場外エリアも栗山さんへの感謝と思いでいっぱいです。選手諸氏をはじめ、メディア・関係者、交流のある方々、ファンクラブメンバーからのお花が、獅子ビル前に始まり、入場ゲート前、さらにはバックネット裏の場外コンコースにまで、「もう並べるところありません!」くらいの勢いで並んでいます。セカンドキャリアで花屋できるくらいのお花が届きました。

並んでいるのは花ばかりではなく人の列もすごい。栗山さんグルメを売るキッチンカーにはどこまでもつづく行列ができていますし、寄せ書きコーナーにも長い長い列が。グッズの売店はなかに入るのも大変なほどで、パインアメやら栗山さん関連グッズが飛ぶように売れています。お店の軒先には「ありがとう栗山さん」の張り紙も。みんなの感謝がベルーナドーム一帯を駆け巡っている感じです。

↓佐藤都志也さんほかたくさんのお花をいただきました!


↓森本稀哲さんより「マジ!リスペクト!チャリっす!」のチャラそうな花が届きました!


↓花屋の文字数と長体・平体の限界に挑戦する銀次さんからのお花です!


↓試合情報を伝えるフォトスポットは栗山さん一色!


↓グッズ売り場には「ありがとう栗山さん」の張り紙!


↓寄せ書きコーナーでは僕も一筆書きました!




開場予定時刻頃には、入場ゲート前から駅改札あたりまで人がビッシリ詰まっており、もはや開場を待ちきれないといった感触。僕も早速列に並びまして入場します。入場時には開くと応援ボードになる週刊ベースボールの特別号と、スポンサー様からの龍角散のど飴・冷感タオルなどをいただき、収穫いっぱいで場内エリアへ。

場内エリアではこれまた感謝と思いがあふれておりまして、スタメンボードに掲げられた栗山さんからの感謝のメッセージや、記念のフォトスポットなどを見てまわります。ステージではブルーレジェンズたちが背番号1のユニフォーム姿で、栗山さんの登場曲に乗せてダンスパフォーマンスなどを演じています。パフォーマンスの締めくくりとしてレオとライナが掲げた栗山さんへのメッセージタオル、いい味が出てたんじゃないでしょうか。

↓応援ボードをいただきました!楽天側の人もよかったら掲げてくださいね!


↓スタメンボードには栗山さんからの感謝のメッセージ!


↓栗山さん引退試合記念のフォトスポットも用意!


↓レオが似顔絵を頑張りました!


そうこうするうちに試合開始が迫ってきます。ウォームアップのためグラウンドに選手たちが姿を見せ、もちろん栗山さんも登場して試合に備えています。スタメン発表の段では、もう出来過ぎという感じもしてきますが、楽天側の先発にはともに西武で過ごした岸孝之さんの名前が。まるで同窓会のような、素敵な顔合わせでの引退試合となりそう。

あとは栗山さんがどんな起用をされるかというところですが、西口監督も粋じゃないですか、みんなの期待に応えて栗山さんは6番DHでスタメン出場です。これは1打席限定とかではなく、いけるところまで、できれば最後まで、いってくれるということでしょう。記念の快音、ぜひ聞きたいものです。

↓栗山さんがグラウンドに登場!全員背番号1のユニフォーム着てて一瞬探すの迷いました!


↓栗山さんは6番DHでスタメン出場です!


↓大型ビジョンには居酒屋一休様から伝説のCMなどを振り返る感謝の映像!


↓試合に先立ち、ご家族からの花束贈呈も行なわれました!


↓応援ボードで場内が青く染まります!




そして始まった試合。これが人徳なのかもしれませんが、とてもとても感動的な試合で、神懸かっていて、伝説的引退試合と言って差支えないような素晴らしい試合でした。まず序盤戦は、楽天先発の岸さんも西武先発の武内夏暉さんもともに好投を見せ「今日も2時間くらいで終わるんじゃないの?」というハイペースな投手戦で進んでいきます。栗山さんは1打席目で下がることなく、2打席目にも入りましたので、どうやら最後までいってくれそうな気配です。

試合が中盤に入った5回裏、ついに西武が均衡を破ります。この回先頭の渡部聖弥さんがセンターバックスクリーンに先制のホームランを叩き込むと、その後も連打で2点を追加。岸さんから3点を奪い、勝利をぐっと手繰り寄せました。楽天も6回表に1点を返しますが、ここは西武・武内さんが踏みとどまり、西武リードで試合は終盤戦へ。

栗山さんは6回裏に3打席目に立って、ここまでレフトフライがふたつとセカンドゴロという内容。西武がリードする展開ですので、残る攻撃は7回裏と8回裏の2回でしょうか。あとふたり出ないと栗山さんに4打席目がまわらない格好です。「何とかもう1打席」、そんな意気込みで臨む西武打線は、7回裏の攻撃で2安打するもひとつは併殺となり、まだもうひとり出ないといけない状況です。

そんななかで迎えた8回裏おそらく最後の攻撃、ここで先頭の長谷川信哉さんはレフトのポールを巻くホームラン!審判見間違いでビデオ判定になるヒヤヒヤはありましたが、このホームランで栗山さんにもう1打席まわることが決まりました。「あとふたり出ろ」というオーダーにキッチリ応えてくれるとは、何と頼もしい若獅子たちであることか。

すると西口監督も粋な采配を見せ、栗山さんの打席の直前に、盟友・中村剛也さんを代打で送ったではありませんか。打席に中村さん、ネクストに栗山さん、このふたりが試合のなか勝負のなかで同じグラウンドに立つ、その光景。打席がまわったことだけでなく、こんな場面まで見せてくれるなんて。

↓ここで代打・中村剛也さん登場!


↓ライオンズの骨と牙がそろい踏み!


↓すべてのお膳立てが整い、いざ栗山さんが打席へ!


みんなでつないだ4打席目。みんなが集った4打席目。その打席で最後の最後にキレイなセンター前ヒットで締めくくる栗山巧という男。それは、決して華やかなエリート街道を駆け抜けたタイプではないながらも、一歩ずつ着実に高みにのぼってきた栗山さんの野球人生のように、頑張った先に喜びがあるというあたたかいものにあふれた結末でした。このヒットを見られてよかった、自分の観戦史にも残る1本でした。この場に立ち会えたこと本当に嬉しく思います。9回は甲斐野央さんが締めて、西武は4-1で勝利!栗山さんの引退試合に勝利で花を添えました。

↓センター前ヒットでみんなの期待に応えた!引退神試合だ!


快勝で迎える引退セレモニーは寂しさもありつつ、それ以上のあたたかさが寂しさを忘れさせてくれるような時間でした。花束贈呈には楽天からこの日の先発の岸さん、「片栗中中」と称された片岡保幸(易之・治大)さん、中島宏之(裕之)さん、中村剛也さん、さらにいつも仲良しの炭谷銀仁朗さんらが集い、まるで同窓会のよう。

そして、スペシャルな花束贈呈として、栗山さんが尊敬する陶芸家…じゃなくて野茂英雄さんも駆けつけてくれました。野茂さんからは「引退撤回してください!」という野茂節も飛び出しましたが、少年野球大会での親交などをさらに深めつつ、これからも現役野球人として互いに野球の道を進んでいってもらえたらいいなと思いました。

↓定期的に見てないと誰だかわからなくなりそうな野茂さん!


↓同窓会みたいなメンバーが集いました!


引退の挨拶では「今も、これからもライオンズの栗山です」という言葉を残した栗山さん。その言葉がライオンズファンの唯一無二の支えであったこの10年ほどを噛みしめながら、栗山さんの引退をしっかりと受け止めました。心配はしていません。この日もこんな素晴らしい引退試合をできるほどに西武は強かった。強くなった。暗黒などどこ吹く風でした。

栗山さんを最後まで起用することは優勝を争うチームとしては、難しい判断であったかもしれません。負け試合の展開であれば、代打・代走を途中で考えなければいけなかったかもしれない。けれど、しっかり先制し、しっかりと点差を広げ、しっかりその点差を保って、文句のない勝ちゲームでお膳立てをできました。直前の打席に中村剛也さんを送ることもできました。やりたいことを貫けるだけの強さがあった。

先日は見事な満塁ホームランでチカラを示した中村さんと、この日締めくくりのヒットでチカラを示した栗山さん、ふたりが戦力として頼もしくて力強いことはいまもなお変わらないことではありますが、ふたりにこんなシチュエーションをお膳立てできるほどに若獅子たちはもう頼もしい。ふたりを頼るのではなく、支えることができる、そんな2026年。バトンを受け継ぐことができるようになったのかな、そう思います。不安なく栗山さんを送り出せること、そして「優勝」「日本一」という夢をまだ一緒に追えること、過去よりも未来に心が向かう引退試合となりました。栗山さんとともに日本一へ、CS・日本シリーズでも勝負強さ、見たいですね!

↓これまでもこれからもライオンズです!


↓紙テープ舞うなかで感謝と惜別の場内一周!


↓応援団は「いざ栗山」「チャンテ4」を大合唱!


↓感謝があふれすぎて胴上げもこの高さ!


↓栗山さんのヒットや胴上げの模様、その他現地の雰囲気を動画にまとめておきました!


25年間ありがとうございました!

そして、これからもよろしくお願いします!



「栗山さんにもう1打席」の気持ちで「栗山さんにもう1優勝」をやりましょう!