シミ、そばかすだけでなく皮膚がん、脳卒中の原因に…いまや紫外線対策は一年中必要! 「光老化」防止で若返る
日焼けするのは「不健康の証」
「紫外線は皮膚老化の一番の要因です。シミ、そばかすの悪化だけでなく、細胞の活動を阻害し、皮膚がんや脳卒中の原因にもなります。そんな紫外線の量は20年前に比べて15%も増えており、一年中対策するという認識が必要です」(東海大学名誉教授の平山令明氏)
シワやシミの原因の多くは紫外線だが、それを長期間浴び続けることで引き起こされる老化現象を、「光老化」と呼ぶ。
紫外線は、波長の長さによってUVA、UVBなどに分けられる。UVAは肌の奥の真皮まで深く到達し、ハリを保つコラーゲンやエラスチンを損傷させる。一方、量は少ないがエネルギーの強いUVBは表皮で吸収され、赤くなって痛むひどい炎症を起こす。
「UVAは光老化を引き起こし、UVBは細胞のDNAに直接ダメージを与える。それらを浴びて起こる日焼けは『不健康の証』と言えますが、上手に紫外線を防げば、体を健康に保てます」(平山氏)
紫外線対策を習慣化する
では、どう対策すればいいのか。ビューティーサイエンティストの岡部美代治氏は、日焼け止めを普段から習慣的に塗ることが重要だと語る。
「私自身が本格的にUVケアを始めたのは40代からですが、77歳になった現在でも肌のハリや若々しさを保てています。今すぐ対策すれば、同年代の人とみるみる差がつきます。
日焼け止めの量の目安は、クリームタイプなら大きめの真珠1~2粒分、液体タイプなら1円玉大を2回に分けて塗る程度。少し多めにまんべんなく塗ることが肝心です」(岡部氏)
先述したUVBを防ぐ効果を示すSPFの値が20以上、UVAを防ぐ効果を示すPAの指標が++以上あれば日常使いには十分で、「続けやすさ」を基準に選ぶのがコツだ。全身に吹きかけられるスプレータイプや外出先でも手を汚さずに塗れるスティックタイプなど様々なタイプの長所を下図に示したが、状況に応じて上手に使い分けるのがおとなの対策だ。
もちろん体の内側からのケアも欠かせない。岡部氏自身、日常的に旬の野菜や果物を摂取したり、リンゴやバナナ、オレンジにビタミンCの粉末を混ぜた自家製ジュースを飲んでいるという。ビタミンCには疲労回復効果に加え、紫外線を浴びた後の炎症反応を軽減する働きがある。
サプリメントなどで手軽に補うことも有効だ。
紫外線対策を習慣化する―それが「体に老ける隙を与えない」秘訣なのだ。
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「週刊現代」2026年8月31日号より
