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去年9月に静岡県で発生した竜巻について、気象庁は詳しい調査結果を公表しました。

国内で前例のない被害分布で、複数の渦を伴う「多重渦竜巻」だった可能性もあるということです。

去年9月に静岡県の7か所で発生した突風について、気象庁は詳しい調査を進めていましたが、きょう(28日)、その結果を報告書として公表しました。

それによりますと、7つの突風のうち1つは「ダウンバースト」または「ガストフロント」の可能性が高く、残る6つは「竜巻」と認定や推定されるなどしています。このうち、牧之原市から吉田町にかけて発生した竜巻は、風速がおよそ75メートルと推定され、データに残っている1961年以降、国内で発生した竜巻として最大級の強さだったということです。

さらに、現地調査の結果、被害の範囲が複数の曲線状に広がっていたことや、「複数の渦が通過した」という証言があることなどから、大きな渦の中を複数の小さな渦が回る「多重渦竜巻」だった可能性が示されたということです。

この竜巻について、気象庁は「被害の広がり方が特異で、国内では前例がない」として、発生したメカニズムについて、引き続き詳しく調査するとしています。