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 カルト映画「ロッキー・ホラー・ショー」や「ホーム・アローン2」で知られる英俳優ティム・カリーさんが25日、米ロサンゼルスの自宅で死去した。80歳。米メディアによると、代理人が明かした。死因は公表されていない。2012年に重度の脳卒中を発症し左半身にまひが残り、車椅子で生活していた。

 1946年、英西部チェシャー州生まれ。大学で演劇を学び、卒業後の73年、ロンドンで上演されたミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」の主人公、女装のマッドサイエンティストに抜てきされた。75年の映画版にも同役で主演。ガーターベルト姿で野太い声で歌い踊り、カリーさんの代表作となった。

 同作は公開当初は観客動員は伸びなかったが、深夜のロングラン上映で、観客が登場人物と同じコスチュームで小道具を使って一緒に盛り上がるようになりカルト映画化。観客が声を出していい“応援上映”の元祖と言われ、現在も世界各地で上映が続いている。マッドサイエンティストに振り回されるヒロイン役で共演した米女優スーザン・サランドン(79)はインスタグラムにツーショット写真を投稿し、別れを惜しんだ。

 カリーさんは、スティーブン・キング原作のテレビ映画「IT/イット」(90年)では怪物ピエロをおどろどろしく演じ、視聴者を震え上がらせた。トランプ大統領がカメオ出演したコメディー映画「ホーム・アローン2」(92年)ではニューヨーク・プラザホテルのコンシェルジュ役で観客を大笑いさせた。

 舞台俳優としてはトニー賞に3度ノミネート。昨年9月には「ロッキー・ホラー・ショー」の50周年上映会に車椅子で参加し、元気な姿を見せていた。