税理士の鯉淵拓真氏が自身のYouTubeチャンネルで「【人手不足倒産】原因の本質を知らない人のために税理士目線で解説します」を公開した。動画では、昨今急増する人手不足倒産の本当の原因と、企業が生き残るための「値決め」の重要性について提言している。

冒頭で鯉淵氏は、人手不足倒産について「採用を出しても人が来ないから潰れた」という一般的なイメージは誤りだと指摘。「人を雇い続ける人件費が払えない」ことが本質だと断言した。最低賃金の上昇や物価高騰が続く中、それを価格に転嫁できずに粗利が減り、資金繰りが悪化するという「賃上げ後の悪循環」が倒産を招くと警鐘を鳴らす。

この状況を打開するため、鯉淵氏は3つのポイントを解説した。1つ目は「値段を原価+ちょっとで決めるのをやめる」こと。特にサービス業など見えにくい原価を正確に把握した上で、原価から積み上げるのではなく「価値」から逆算して価格を決めるべきだと語る。2つ目は「1人当たりの粗利額に着目する」こと。表面的な売上高の大きさに騙されず、従業員1人がどれだけの粗利を生み出しているかを見るべきだと主張した。

3つ目のポイントとして「順番が命」であることを強調。先に賃上げを行って会社が倒産しては意味がないとし、まずは正しい値決めで利益体質を作り、粗利を確保してから賃上げを行う手順が不可欠だと説く。最後には「頑張った人が頑張った分だけ給料を受け取れる仕組みを作る」と述べ、適切な人事評価制度による健全な賃上げが会社を強くすると結論づけた。

チャンネル情報

鯉淵 拓真 KOIBUCHI TAKUMA 公認会計士・税理士 クレディシップグループ代表 クレディシップ税理士法人 / クレディシップ社会保険労務士法人 / クレディシップ株式会社 / NexTable株式会社 ホンモノを未来へ繋ぐために、起業家を支援し、理論だけで終わらない“現場で動く経営”を発信します。