8月26日(日本時間27日)、元世界ランキング4位の錦織圭ユニクロ)が、全米オープンテニスの予選2回戦でマイケル・アントニウス(米国)に6-4、6-4に勝利。今年の全仏オープン・ジュニア準優勝者で16歳の新鋭を破り、2021年以来5年ぶりの本戦入りに王手をかけた。

【映像】“秘技”スライスサーブで勝利の瞬間(実際の様子)

 錦織は若手のアントニウスに対し、終始試合の主導権を握り、相手のミスを誘うなどリードして第1セットを先取。第2セットもリードし、ゲームカウント5-4、ポイント30-0で錦織がリードし最終盤を迎える中で、この日最速となる120マイル(時速約193キロ)のスライスサーブを決めてマッチポイントを迎えると、今度は104マイル(同約167キロ)の鋭く曲がるスライスサーブで見事にサービスエースを決めて勝利した。

 マッチポイントで放たれた104マイルの鋭いサーブに、相手のアントニウスは一歩も動けず見送るのみだった。エースが決まると、満員の場内からは大きな歓声が上がり、錦織は右手で軽くガッツポーズを見せて歓声に応えた。

「何よりもストレートで久しぶりに勝てたことが嬉しい」

 錦織のスライスサーブに対し、WOWOWで解説を務めた梅田邦明氏は「ナイスサーブ!(終盤)ずっとスライスサーブ多用してましたから、最後に取っておいたのかな」と絶賛。実況の鍋島昭茂氏も最後のポイントが決まると「オンラインです! 入ってます!一気に試合を決めました!」と、絶妙なサーブを興奮気味に伝えた。

 試合後のインタビューで錦織は「何よりもストレートで久しぶりに勝てたことが嬉しいですね」と喜びを語り、16歳の相手については「若い選手にはこういう機会に頑張ってほしいなっていう気持ちと、いい試合をしたいなという両方ありましたね」と振り返った。

 次戦は後輩で世界157位の坂本怜と対戦する。初の公式戦での対決に向け、「結果がどうあれ、彼と試合できるのは初めてですし、練習ではもちろん何回もやっていますけど、楽しみです」と意気込みを語った。(ABEMA/WOWSPO/全米オープンテニス