「蛇口から日本酒」新潟空港に設置 全国に「体験」を付加価値にした“夢の蛇口”続々→“こと志向”の現代の新たなスタンダードに
【写真多数】めっちゃいい雰囲気…「新潟で乾杯」の日本酒の“蛇口”
9月8日まで開催される「新潟で乾杯」は、「新潟空港乾杯ロビー(KIJ Cheers Lobby)」で、新潟のガストロノミー(食文化)を一口サイズで楽しめるイベント。この軸となる“蛇口”は、カウンターに並ぶ蛇口から、新潟の地酒や県産品のジュースをセルフで注げるというもの。日本酒の蛇口は4基あり、上越・中越・下越・佐渡、それぞれの地域の地酒を週替わりで提供。また、甘酒や県産フルールジュースの蛇口も4基用意されており、料金は500円(テイスティング/ドリンク2杯)からとなっている。
“蛇口”の設置については「新潟の誇る日本酒や、ル・レクチエなどの県産フルーツジュースをご自身の手で蛇口から注ぐという、インパクトがあり、ワクワクする体験を通じて、利用者の記憶に強く残る『新潟ならではの体験』を提供することを意図したものです」とその狙いを語った。
利用者からは「新潟のお酒が蛇口からでるのは良い。子ども用に県産品のソフトドリンクも蛇口から出て、家族で楽しめる」「飲みたかったお酒が帰る間際に楽しめてよかった」「蛇口から日本酒が出るのがとても楽しい」といった声が上がっており、おおむね好評。同課は「ご自身の手で蛇口から注ぐ楽しさと、新潟が誇る日本酒の奥深い味わいを体験してください。ブースでは、のっぺや枝豆といった郷土の味とのペアリングもお楽しみいただけます。『またおいしい日本酒を飲みに、おいしいものを食べに、新潟に来たい』と感じていただければ、うれしいです」と、新潟の1つの魅力を体験できる場として、アピールしている。
「蛇口から水以外の飲み物が出てくる」という“夢の蛇口”は、「愛媛県では蛇口からみかんジュースが出る」という都市伝説を再現するため、2007年に「ポンジュース蛇口」を制作したことで大きな注目を集め、その後、さまざまな地方で特産品を“蛇口化”。また、今年7月には、アサヒ飲料が『カルピスじゃぐち』の本格的な事業運営を開始することを発表した。
飲料は、これまでお土産店やスーパー、自動販売機などでの“受け”の販売が多かったなか、“蛇口から好きな飲み物”という誰もが憧れた“夢”を実現し、「自らつぐ」体験を付加価値として見いだした。物質的な“もの”の所有よりも、商品やサービスを通じた体験(“こと”)で満足感を得るという、現代の“こと志向”にマッチした新たなスタンダードとして、今後もさまざまな地域、飲料業界を盛り上げていきそうだ。
