KNB北日本放送

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受け入れる園児の定員がわずか5人という小さな保育施設が、来月、射水市にオープンします。保護者や子どもたちにとって、どのような良さがあるのでしょうか。立ち上げに挑む2人の若手保育士の取り組みを、吉田記者が取材しました。

古い町並みが残る射水市の旧小杉町。ここで新たな挑戦を始めた人たちがいます。

水馬来楽さん
「こちらの空き家を利用して、私たちは小さな保育園を作ろうとしているところです」

水馬来楽さんと吉川綾香さん。ともに23歳の保育士です。2人は空き家を改修した小さな保育施設の開園に挑んでいます。

水馬さん
「家庭的保育事業ということで、5人しか定員がいないので、ひとりずつ丁寧な目の行き届いた保育ができるんじゃないかと」

家庭的保育事業とは、0歳児から2歳児までの子どもを定員5人という少人数で預かる小規模な保育サービスです。

大規模な施設よりも目が届きやすく、きめ細やかな保育を受けられるなどのメリットがあるとされ、県内では富山市に認可施設があります。

2人が所属するNPO法人「リボンfromとやま」は、「すみりー新庄園」を運営しています。

吉川綾香さん
「家族のように子ども一人ひとりに関わることができるのがいいところだと思っていて、例えば外国籍のお子さんとか、より丁寧に見てほしいという保護者の気持ちに私たちがお応えできるのが、この家庭的保育園なのかなと思っています」

水馬さんと吉川さんは、ともに富山短期大学の幼児教育学科で保育を学んだ親友です。卒業後、2人はそれぞれ民間の保育園で保育士として働きましたが、多くの園児や保護者と接する中で、少人数保育の必要性を感じるようになりました。

「すみりー新庄園」の開園後、富山市以外に住む保護者からも開設を求める声があり、今回、射水市に新たな施設を開くことを決めました。

水馬さん
「射水市では外国籍、海外にルーツのある方が多い。密なコミュニケーションの必要性があったり、丁寧に時間を取って保護者の方とコミュニケーションを取っていきたい。家庭的保育事業だとゆったりと関わっていける」

水馬さんは、施設を開く場所に高齢化が進むこの地域を選んだ理由について次のように話します。

水馬さん
「お年寄りとか大人の方と関わる機会は少なくなってきている時代だと思うので、社会性を育んでほしいし、保護者の方には子育てが一人じゃなくていいんだと、皆が味方だと思ってもらいたいし、地域の方々には居場所として、ふらっと遊びに来てもらって、子どもたちとかかわって地域も元気になってほしいと思っています」

今年5月。2人は、開園を目指す射水市の施設で、0歳から1歳児を育てる母親たちとの交流会を開きました。

施設に関心を持つ人もいました。

母親
「少人数の方が先生たちの目が届きやすいから安心かなと思いますね」

吉川さん
「新しい場所でスタートすることをいろんな人に知っていただいて、いろんな人が立ち寄れる。保育園に通う子どもだけではなく、地域の人が気軽に来られるような場所になったらいい」

「すみりーいみず園」は、来月1日開園の予定です。

空き家を活用したこの小さな保育施設が地域にどのように根付いていくのか、今後が注目されます。

基本保育料は、射水市のほかの認可保育園と同じで、すでに1人の入園が決まっているということです。