Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

写真拡大

静岡・長泉町は、廃棄対象の約2万枚の公文書を無断で自宅に持ち帰ったうえ、私的目的で図書館から借りた小説のコピー用紙として使ったなどとして、50代の女性職員を20日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。

地方公務員法「信用失墜行為の禁止」などに抵触するとして、8月20日付で懲戒免職処分となったのは、静岡・長泉町教育委員会の57歳の女性主査です。

長泉町によりますと、女性は少なくとも5年以上にわたり、本来シュレッダーにかけるなどして処分しなければならない公文書・約2万枚を自宅に持ち帰るとともに、図書館で私的に借り出した約80冊の小説の複写をとる目的で、町役場のコピー機を使い、持ち帰った公文書を裏紙として挿入し、計1万2000枚余りを印刷したということです。

女性は町の聞き取りに対し、「裏面をメモとして使いたかった」などと話し事実を認めているということです。持ち帰った公文書の中には、個人情報を含む書面や財務事務に関する文書が含まれていましたが、いまのところ情報の流出は確認されていないということです。

女性は、この他にも、通勤手段を変更した際に変更届けの提出を長期間怠り、約4年分の通勤手当9万4000円余りを不正に受給していました。

この女性を巡っては、2024年8月に、管理者権限を利用して町の財務会計システムに不正にアクセスをしたとして懲戒処分を受けていて、町の相談を受けた警察が、不正アクセス禁止法違反の疑いで、女性宅の家宅捜索を行った際に大量の公文書が発見されたことで、今回の事案が発覚したということです。

この処分を受け、池田修町長は、「町民の皆さまの信頼を著しく損なうものであり、町政を預かる者として深くおわび申し上げます。町民の信頼回復に全力を尽くして参ります」などとコメントしています。