新学期前に増える子どものSOS「学校に行きたいのに行けない」専門家が語る心のサインと親の接し方
夏休みも残り少し。新学期が楽しみな子どもがいる一方、生活のリズムが崩れたり、久しぶりの学校に漠然と不安を抱えている子どもや親も多いかもしれません。新学期を迎える前に、いま注意したい子どものサインとは――。
子どもの悩みごとの相談窓口である「かごしま子ども・若者総合相談センター」を訪ねました。年間を通しても夏休み明けの9月から10月にかけて相談が多くなるそうです。
(かごしま子ども・若者総合相談センター センター長・藤原奈美さん)
「一番は、学校に行けなくなってしまった。学校に行かなきゃいけない、行きたいけれども行けなくなってしまっているということであったりとか、あとは勉強についていけなくなっているとか」
「学校に行かなきゃ」と焦るのではなく、大切なのは、その子に合わせた寄り添い方をすることだといいます。
(かごしま子ども・若者総合相談センター センター長・藤原奈美さん)
「分かりやすくいつもと違う雰囲気、表情だったりとか、あと言葉遣いだったりとか、それから、本当に実はその生活リズムが乱れるのも、一つのサインではあるんですよね」
子どものサインに気づくためにも、親子で話す機会を増やしてほしいと言います。
(かごしま子ども・若者総合相談センター センター長・藤原 奈美さん)
「ちょっと声をかける。今日どうだったって聞くだけでもちょっと違う。子どもたちは大人に余裕がないと話すのやめるっていう傾向もあると思うんです」
大切なのは、親が気持ちに余裕をもって子どもが「出来ていること」に目を向けること。出来ない理由を追求しすぎないことだそうです。
子も親も心の疲れが回復しないまま、不登校につながるケースも珍しくありません。今月22日、霧島市で不登校の経験者や不安を抱える親などが集まるイベントが開かれました。
(不登校を経験した高校生)
「今の時代、不登校とかも増えてきて、教育とかも、かなりひっくり返るくらい変わってきている時代だと思うので、そんな中で、その狭間だと思うので、すごく不安な保護者さんとか、子ども自身も不安な方が多いと思うので、少し自分の経験だったり、思考が役に立てばいいなと思い参加した」
イベントを主催した「かごとも」のように不登校の子どもや保護者が交流できる場所もあります。
(かごしま子ども・若者総合相談センター センター長・藤原奈美さん)
「今、生成AIで気持ちの整理をされる方も本当に多いと思うんですね。生成AIを使いながらも、もうちょっと踏み込んだところ、気持ちの整理をしたいということであれば、ぜひ人と話していただきたいなと思います」
新学期が始まる前に少しでも不安がある場合は、子どもも親も話を聞いてもらえる場所を活用するのも大切かもしれません。

