この世から飲酒運転をなくすために 母は訴える 3児死亡事故から20年 飲酒運転ゼロへ
福岡市の海の中道大橋で、3人の幼いきょうだいが犠牲になった飲酒運転の事故から、8月25日で20年です。
■太田陽アナウンサー
「20年前のきょう、まさにこの場所で事故が起きました。現場には花が手向けられています。」
2006年8月25日の夜、当時、福岡市の職員だった男が酒を飲んだ状態で車を運転し、猛スピードで家族5人が乗る車に追突しました。
車は海に転落し、4歳と3歳、そして1歳の幼いきょうだい3人が死亡しました。
事故から20年の8月25日、地元の東警察署の署員などおよそ50人が献花に訪れました。
■東警察署・岩見祐介 署長
「20年たって、事故を知らない世代がハンドルを握るようになっている。事故を忘れてはいけないという思いを署員全体に伝えたいです。」
福岡県警は、8月31日までの1週間を「飲酒運転撲滅週間」として、各地で取締りを強化しています。
福岡市で開かれた飲酒運転撲滅を目指す県民大会には、事故の遺族、大沼かおりさんの姿がありました。
静かに、そして涙ながらに、この世から飲酒運転をなくすためのメッセージを届けました。
■大沼かおりさん(49)
「あれから私たちは、家族だったのに遺族と言われるようになり、子どものベストショットを遺影と言われるようになりました。事故から20年、私は神様に問い続けた。生きることがこんなにも苦しいのに、生かされている意味は何ですか。その問いを抱えたまま生きてきた。そして今、ようやく私なりの答えにたどり着いた。紘彬(ひろあき)、倫彬(ともあき)、紗彬(さあや)が、この地上に確かに生まれ、深い愛の中で生きたことを伝えるため。」
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年8月25日午後5時すぎ放送
