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福岡県議会の蔵内勇夫議長(72)は25日、東京都内で改めて議員辞職の意向を示し、辞職願が受理されました。昭和62年、1987年の初当選以降、10期にわたる議員生活に終止符を打ちました。蔵内氏は午後、コメントを発表し「議長職だけでなく、議員としても身を引くことが今の私にできる責任の取り方」とする一方、金銭授受の疑惑については改めて否定しました。

25日昼すぎに姿を現した蔵内議長。

全国都道府県議会議長会の行事で訪れたホテルの前で、口を開きました。

■蔵内勇夫議長
「本日をもちまして、全国都道府県議会議長会会長を辞することにいたしました。同時に福岡県議会議長、福岡県議会議員も辞職をいたします。福岡県議会に設置した第三者委員会につきましては積極的に協力し、解明を図りたいと思っています。後日、福岡でゆっくり報告を行いたいと思っております。以上です。」

報道陣に対応したのは、わずか50秒ほど。議員辞職の意思を自ら口にしましたが、肝心の理由は説明しないままでした。

そして、25日午後3時すぎ。

■板橋聡副議長
「本日、議員辞職願を受理して、辞職の許可をしております。」

板橋聡副議長が蔵内議長から預かっていた辞職願を受理し、蔵内議長の議員としての身分は25日までとなりました。

新たな議長の選出については、9月定例会が9月9日に開会する予定のため、早めに議長選挙を行いたいと説明しました。

議員生活に終止符を打つことになった蔵内議長。

ただ、福岡県の服部知事は24日、くぎを刺していました。

■服部知事
「これで幕引きではない。県議会におかれては新しい体制のもとで、真相の究明を徹底的に進め、議会改革を進め、このことを議会全体として取り組んでいただきたい。」

福岡県議会をめぐる一連の問題に対し、県民の目は日に日に厳しさを増しています。

海外視察の高額な費用と契約方法の問題や、県議会議長らの政治資金パーティーの券を福岡県の部課長会の会費から一括購入していた問題などが次々に表面化しました。

さらに7月7日。

■吉松源昭県議
「人の弱みにつけ込んだカツアゲ、またはみかじめ料的な要求であった。」

2020年6月から1年間、福岡県議会の議長を務めた元自民党の吉松源昭県議が、議長就任前に他の会派への根回しなどの名目で、自民党県議団の幹部におよそ2000万円を支払ったと告白しました。

ほかにも、複数の議長・副議長経験者が金銭の授受を証言しました。

蔵内議長をはじめ、“受け取り側”として名指しされた幹部は否定しましたが、そのうちの一人、中尾正幸前副議長は7月24日に議員辞職しました。

県議会では、実態解明を進めるために第三者委員会を設置することを、8月17日の臨時会で正式に決めています。

そして、蔵内議長は、25日午後4時前にコメントを出しました。

辞職の理由については「私自身の進退をめぐり、県議会の混乱が続くことは本意ではない」「議員としても身を引くことが今の私にできる責任の取り方だ」としています。

また「辞職をもって、一連の問題の幕引きとする考えもない」と強調し、今後も第三者による調査にも誠実に協力するとしています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年8月25日午後5時すぎ放送