茅野しのぶ氏 代アニとコラボ 新学科「衣装デザイン科」講師に「私にとっての驚異を自分で生み出したい」
AKB48グループや=LOVEなどの衣装を手がける「オサレカンパニー」の衣装デザイナー・茅野しのぶ氏(44)が、代々木アニメーション学院とコラボし、来年4月より新設される「衣装デザイン科」で講師を務める。25日、記者発表会に出席し、後進育成へかける思いを語った。
講師として初めて常設クラスを受け持つ茅野氏は「私にとって驚異の存在を自分の手で生み出したい。それが私にできる衣装業界への恩返し。若いときにチャンスをいただいたことは感謝すべきことだと思うので、今度は私がつなぐ番」と力を込める。「=LOVE」、「≠ME」、「≒JOY」をマネジメントする代々木アニメーション学院の伊藤太郎社長は「3グループの運営をやっていて、スタイリストや衣装などオサレカンパニーさんの力を借りなくても、内政でやれる人材が欲しいと思うことは多々あるので、そこで活躍してもらえる人材が育成されたら」と期待を寄せた。
=LOVEの新曲「恋、はじめました。」の衣装については「リボンが折れ曲がって流れるような形になっている」、「生地のドットの中に“=LOVE”が入っている」、「群馬県桐生市のレース工場の方が手作業で切ったりと職人の技が光っている」とこだわりが盛りだくさん。茅野氏によると、衣装制作の際には「語れる衣装であるか」を重視しているという。
ゲストで登壇した=LOVEの大谷映美里は、その衣装を着用し「ときめきがあふれます。アイドル衣装が着たくてアイドルになったので、しのぶさんが作る衣装は特別なので、アイドルになって良かったなと思います」と笑顔。また「ライブ中に撮っていただいた写真を見返すと、すごくシルエットがきれい。見えない部分の工夫もすごくて、スナップボタンがついてて、スカートが下がらないようになっていたりと、感謝しています」と魅力を熱弁した。
一方、近年ではAI技術が発展。AIの利用についての考え方を問われた茅野氏は「AIにやらせるのも実はありだと思う。ただ、指示の仕方でこちらに企画性や意図がないと、思うようにできない。そこの指示をする人間を作っていかなければいけない」と、教育の必要性を語った。そして「デザインソースをファッションから持ってくると誰かのモノマネになる。AIに書かせたものは絶対に分かるので、それを学生が持ってきたら破り捨てたいと思います」と笑った。

