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 左膝の炎症で中断していた「投手・大谷」が復帰へ大きな一歩を踏み出した。ドジャースの大谷翔平投手(32)が22日(日本時間23日)、パイレーツ戦前にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。打者相手に投げるのは7月3日以来、50日ぶりで、首の炎症で離脱中のウィル・スミス捕手(31)を相手に6打席、計30球を投げた。早ければ9月1日(日本時間2日)からの本拠地9連戦中にも投手復帰する。

 マウンドの大谷から何度も笑みがこぼれた。スミスとの最初の打席は6球で四球。続く打席は左前打を許したが、その後は一飛、三ゴロ、遊飛と安打性の打球を許さなかった。

 最後の6打席目は8球投げ、フルカウントとなったところで予定の30球に達した。直球にシンカー、カットボール、カーブを織り交ぜ、直球で2度の空振りも奪った。見守ったアンドルー・フリードマン編成本部長が笑顔でねぎらい、デーブ・ロバーツ監督も「コーチたちから聞いている限りでは本当に良かった。全て問題なかった」と明かした。

 左膝への負担を軽減するため、投球フォームも修正した。指揮官によると、踏み込む左脚を従来より少し開く形に変更。「左膝への負担がいくらか軽減された。左膝の問題はもう過去のものになった」と強調した。

 投手復帰への道筋が見えてきた。今後はもう一度ライブBPに登板する予定で、そこで問題がなければ実戦復帰へ進む。指揮官は「本人に任せれば、数日以内に試合で投げたいと言うだろう」と早期復帰を望む胸中を代弁した。9月1日(日本時間2日)からの本拠地9連戦中に復帰する可能性があり、早ければ1〜3日(同2〜4日)のカージナルス3連戦が候補となる。

 復帰後は昨季のように、まず1イニングのオープナー登板から始めて、段階的に投球回を増やす見通し。その先にあるのがポストシーズン(PS)での先発登板だ。指揮官も「それが目標」と認める一方、「いくつかのテストや目安をクリアしなければならない」と慎重に見通した。

 大谷自身も17日の試合後に「どこまで投げられるのかを、自分とチームも確認する時期。自分のパフォーマンスを出せればいい」と語っていた。PSでどこまで投げられるのか。その答えを探る「投手・大谷」復帰ロードは最終段階に入った。(奥田 秀樹通信員)