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北海道札幌市手稲区で2025年9月、ブランドショップで高級腕時計などが奪われた事件で、強盗致傷などの罪で起訴された植田雄大被告の初公判が8月19日に開かれました。

強盗致傷などの罪に問われているのは、植田雄大被告(27)です。

起訴状によりますと、植田被告は起訴されている男4人と共謀して札幌市手稲区のブランドショップに侵入し、男性従業員を殴りけがをさせたうえ現金約36万円のほか販売価格およそ1200万円の腕時計などを奪ったとされています。

初公判で、植田被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。

今回の裁判では事実関係に争いはなく、最大の争点は量刑です。

裁判で明らかになった事実 ■

19日の裁判では検察側からの証拠調べが実施されました。植田被告以外の4人の供述調書が読み上げられ、植田被告ら5人の関係性や事件前後の被告らのやりとりが明らかになりました。

・起訴されている5人のうち、“指示役”は宮越柚輝被告と富山空龍被告で、“実行役”が植田雄大被告と金住春樹被告と藤田理人被告です。

・金に困っていた植田被告の知人が植田被告に「仕事を紹介してほしい」と頼み、植田被告が富山被告から強盗の計画を聞き、知人と金住被告と藤田被告の3人が“実行役”として現場に行くことに決まる。

・直前に、植田被告の知人と連絡が取れなくなったため、植田被告が代わりに“実行役”として参加する。

・8月31日に実行しようとしたが、店がすでに閉まっていてシャッターが閉じていたため、9月1日に決行した

・店内で植田被告が男性店員に暴行を加えている間、金住被告と藤田被告がショーケースを壊し、商品を盗む役割を担った。
 

検察側の証拠調べ ■

【指示役・富山被告の供述】
・インスタグラムで植田被告と知り合った。私はインスタグラムで大麻を取り扱っており、大麻のことで植田被告と知り合った

・もう一人の指示役・宮越被告の本名は知らず「ユズ」と呼んでおり、「シグナル」というメッセージアプリを使ってやりとりをしていた

・宮越被告から8月から9月にかけて強盗の実行を考えているから3人くらい紹介してほしいと言われた。強盗の成功報酬は1000万円くらいで、1人あたり50~100万円くらいだと説明された

・植田被告にシグナルで強盗のことを持ち掛けると「了解」と返信がきた

【実行役・金住被告の供述】
・植田被告に「話聞いているか?お金困ってるんでしょ?」「1人100万以上でタタキなんだけど」と言われ「タタキって何ですかと」聞くと「簡単に言えば強盗なんだけど」と説明された

・藤田被告と一緒に「捕まらないならやります」と返事をした

【実行役・藤田被告の供述】
・植田被告とはすすきのにあるクラブで出会った・植田被告から強盗の話を持ちかけられ、金住被告と一緒に「捕まらないならやります」と返事をした
 

■ 事件前の出来事 ■

【実行役・金住被告の供述】
植田被告から店内の説明を受け、「店名は知らなされていないけど、ここに強盗に入る」「金住被告が店員をおさえる役でいいか」「ロレックスとかあるけどとりあえず取ってもらえればいいから」「オレは金庫とレジやるから」と言われた

【実行役・藤田被告の供述】
植田被告に店員をおさえる自信があるかをきかれて「自信ありません」と答えると植田被告は、自分が店員の制圧、藤田被告がレジと金庫、金住被告がショーケースの役割にすると言ってきた
 

■ 8月31日の出来事 ■

【実行役・藤田被告の供述】
・ブランドショップの着いたのはすでに午後7時すぎで、店のシャッターが閉まっていて強盗にはいることができなかった

・植田被告に「ここまできて明日行けないってそれはないだろ」「明日いくぞ」と言われた

・植田被告に「ハンマーを買ったらビニールテープ巻いてくれ」と言われた。私は指紋がつかないようにするためだと思った
 

■ 犯行当時の出来事 ■

【実行役・藤田被告の供述】
・店員は1人だけいて、植田被告は躊躇なく向かって行って店員の上に乗っかっておさえにかかった

・私と金住被告はショーケースなどを割って金品を奪った

【実行役・金住被告の供述】
・店員は1人だけで、スプレーの音と共に倒れた。植田被告の殴る場面は見ていないが、骨がぶつかる音が聞こえた
 

■ 9月1日から本件の後の出来事 ■

【実行役・藤田被告の供述】
・植田被告から「報酬が渡されるから大通公園まで来てほしい」と言われて行くと、車内で現金10万円を渡された

・指示役の富山被告は「一旦これしか渡せません」「奪った物は外国にいくから」と話していた

【実行役・金住被告の供述】
・植田被告から14~16万円ほどのお金を受け取った・100万貰えると言われていたので少ないなと思った
 

青色のワイシャツを着用し、首元のボタンを2つ外した姿で出廷した植田被告。裁判中、自身のあごひげを触りながら話を聞く様子も見られました。

植田被告の裁判は26日に判決が言い渡される予定です。