内村航平氏 体操人生で経験した「もの凄いゾーン」明かす「戻るならあの日に…」
体操男子個人総合で五輪2連覇の内村航平氏(36)が21日放送のJ-WAVE「SYNCREATE」(金曜 後8・00)に出演。体操人生で「本当に凄いゾーン」に入った場面を振り返った。
パーソナリティーのフリーアナウンサー・中川安奈から「自分の中で一番誇れる瞬間は?」と聞かれた内村氏は「一回、もの凄いゾーンを体験したことがあって」と言い、「2011年の世界選手権の個人総合の決勝の日に、目覚ましが鳴るちょっと前に半覚醒みたいな感じで、目が覚めてるけどまだ寝ているみたいな…。もうちょっとで目が覚めそうだなって、その感じがその時にあって。もうすぐ目覚まし鳴るな、という時に“今日は体の調子が良さそうだな”って分かって。それから起きて、1日を通して試合もあって、全てうまく行ったんです」と説明した。
さらに「今まで体験したことがなくて。演技中も、自分がやっているっていうよりは、自分がやっているのを、客観的に上から見ているみたいな。それを自分で操っているんですよ。あれが凄い不思議な感覚があって。演技も良くて、結果も良かったので、あの瞬間は今でも忘れられないし、戻るならあの日にもう一回戻りたいな」と言うほどの体験だったという。
AR三兄弟の川田十夢が「そんな長続きするゾーンなんてあるんですね」と驚くと、内村氏は「長かった。半日ですね。半日続きました」とうなずいた。
また、内村氏は2016年のリオデジャネイロ五輪の男子個人総合決勝で、最終種目の鉄棒でオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を大逆転し2連覇を達成したが、「大逆転した個人総合の鉄棒の前は、ゾーンの向こう側に行けたんで」と明かした。
内村氏は「ゾーンの向こう側に行くと、入り込んで、入り込んで、パッて普通になるんですよ。だから、試合会場とかが、普段自分が練習をやっている練習場の景色みたいになって、本当にいつも通りのマインドというか、プレッシャーも特になくて。“あ、これ向こう側だ”ってその時思っちゃって。向こう側に行ったことがなかったので、どうなるのか分からなかったんですけど、身を任せて、本当に開き直っているんで、そのまま鉄棒をつかんで、演技が終わったら、良くて。向こう側でもいい演技ができるんだなって。その2つくらいです。体操人生で本当に凄いゾーンというのが」と語った。
