おしゃれの秋はもうすぐ! 今作って長く楽しめる、軽やかなウエアやバッグをご紹介
今作ってちょうどいい! 軽やか秋支度
まだまだ暑い9月ですが、おしゃれの秋はもうすぐそこ!
今作って、着こなし次第で長く使える軽やかなアイテムをそろえました。
レース編みのような可憐な編み地に、鎖編みのひもを交差させながら通してアクセントにした、おしゃれなベスト。
前身ごろと後ろ身ごろ、そでを続けて編むシンプルな編み方がポイントです。
季節によって糸をかえて編めば、年間を通して楽しめるアイテムです。
作品A 春夏糸のベスト
鎖編み5目の真ん中を細編みで編みつないだ扇形の模様をベースに、長編みと鎖編み、鎖3目のピコットを組み合わせた模様を編み込んで、華やかさをプラスしました。
左右2枚のパーツを後ろ中央ではぎ合わせ、前中央はひもでつないで仕上げます。糸はコットン糸を使いました。
えりぐりと前端にひもを通しますが、前端は靴ひものように交差させます。
後ろ中央をはぎ合わせると、後ろえりぐりはV字形のあきになり、すっきりとした印象に。
わきはとじずにあいたデザインで、重ね着しても抜け感が出ます。
作品B 秋冬糸のベスト
作品Aをウールの糸で編むとふっくらとした編み地に。短めの丈で幅広いアイテムに重ねやすく、1枚あると重宝します。
松本恵衣子(まつもと・えいこ)ニットクリエイター。大学卒業と同時に幼い頃から好きだったニットを本格的に学び、ニットの技能検定や師範の資格を取得。書籍や雑誌、展示会などで作品を発表。優しい雰囲気の作風と棒針・かぎ針を融合したユニークな作品は幅広い年齢層に人気。
岐阜に伝わる服作りの知恵 直線裁ちのまちつきパンツ岐阜県石徹白(いとしろ)地区で先人の知恵を受け継いだ服作りをしている平野馨生里さんが、布を無駄にしないエコなソーイングを提案。
直線裁ちの直線縫いで作るパンツは、気負わず挑戦しやすいソーイングです。
基本作品 まちつきパンツ
日本の伝統的な作業用の袴「かるさん」を現代風にアレンジしたパンツは、ゆったりした着心地と動きやすさを兼ね備えた1着。
日常着としても外出着としても活躍するアイテムです。
同じ寸法で直線裁ちにした布を左右対称に縫い合わせているので、前後の区別がないのも特徴です。
わきにつけたポケットの袋布は肌触りがいいように、縫い代を袋縫いで始末。
ポケットの向きで、パンツの前後の区別をつけています。
応用作品 まちつきバルーンパンツ
基本作品と作り方は同じですが、すそにゴムを入れてバルーンパンツに仕上げた応用作品。
足さばきもよく、作業着としてもジョガーパンツとしても使えそうです。
ユニセックスなデザインでサイズ展開もあるので、家族全員分のパンツを作りたくなります。
長方形のパンツにひし形のまちをつけた作り。
カーブがないのでたたむとまちが三角に飛び出します。
平野馨生里(ひらの・かおり) 直線裁断の服デザイナー。大学卒業後、PR 会社に就職。郷里の岐阜の地域づくりに引かれUターンし、結婚後の2011年に岐阜県郡上市石徹白集落に移住。2012年に洋品店を開業し、地域に受け継がれる「たつけ」「かるさん」などの野良着を復刻し製造、販売している。2022 年に第12回地域再生大賞・準大賞を受賞。
ノーカラーのダブルジャケット秋の気配がしてきたら、気軽にはおれる1枚仕立てのジャケットが活躍します。
前ヨークと前そでをつなげたパターンのおもしろさがポイント。
縫い代の処理や、えりぐりのきれいな作り方など、一段上の出来上がりにするためのテクニックが詰まっています。
基本作品A
厚手の木綿地を使用。
ベーシックなデザインに、スナップボタンがかわいらしさをプラス。
ポケット口はさっと物を取り出しやすい角度に計算されています。
後ろそではラグランスリーブで、着心地のよさもかなえました。
基本作品Aの後ろ側
基本作品B
赤い布地に合わせて、ボタンの色もかえました。
パンツにも、スカートにも合わせやすい着丈です。
前をあけて着ても、えりの形がきれいに決まります。
応用作品 ロングコート
着丈を長くしてロングコートに。
ポリエステルの強撚ギャバジンを使用し、丈に合わせてポケットの位置と形を基本作品からかえました。
後ろ見返しには好きな柄布を使って。
脱いだときなど、目に入るたびにちょっとうれしくなります。
応用作品は、そで口見返しにも柄布を使用。
坂内鏡子(さかうち・きょうこ) ソーイングデザイナー、パタンナー。ナチュラルで実用的な作品が幅広い年代から人気。ワークショップやソーイングレッスンを中心に活動するほか、アパレル製品の企画にも携わる。
まんまるがかわいい ぽこぽこ編みのバッグぽこぽこと立体感が出る、パプコーン編みのまあるいバッグ。
内袋の布端は切りっぱなしでフリル仕立てに。
大人ガーリー気分で、アクセサリーのように使ってみて。
A ハンドバッグ
底からぐるぐると丸い形に編み進む、かぎ針編みのバッグ。
内袋には、透けてもいいように糸の色に近い布地を選ぶのがおすすめですが、あえて目立つ色を合わせても。
持ち手の長さはお好みでアレンジOKです。
B ショルダーバッグ
円形にカットした布で作る内袋。
端を切りっぱなしにした薄手の布地を、編み地の内側に沿うように使うのがポイント。
入れ口の周囲に合わせてランダムにギャザーを寄せ、手縫いでまつりつけます。
くげなつみ ニット作家。編み物を中心に、作品展、ワークショップ、雑誌や書籍での作品発表を行う。シンプルな編み方でできるアイデアあふれるかわいいデザインが人気。
9月号 目次
9月号 目次
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9月号 放送カレンダー
ヘッダー画像
(左)撮影/中野博安 モデル/エモン久瑠美、(右)撮影/白井由香里 モデル/エモン美由貴
かぎ針編みで楽しむ! 透かし模様のニットベスト
撮影/中野博安 モデル/エモン久瑠美
岐阜に伝わる服作りの知恵 直線裁ちのまちつきパンツ
ノーカラーのダブルジャケット
撮影/白井由香里 モデル/エモン美由貴
まんまるがかわいい ぽこぽこ編みのバッグ
撮影/ローラン麻奈 モデル/エモン久瑠美

