治安戦略アナリストで元警視庁刑事の小比類巻文隆氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【ラヴ上等・大炎上】「人に火をつけた」告白。真の更生とは。番組のグループセラピー効果も元警視庁刑事が解説」と題した動画を公開。恋愛リアリティショー「ラブ上等 シーズン2」で起きた炎上騒動について、自身の見解を語った。

動画では、法務省ともタイアップしている同番組の第5話で、出演者の一人が過去に「人に火をつけた」と告白したことで大炎上している件に言及。小比類巻氏は、本人が過去の過ちを武勇伝としてではなく、深い後悔とともに語り、他の出演者も真剣に耳を傾けていた点を「一種のグループセラピーのような効果が生まれている」と評価した。

一方で、「人に火をつけるという行為は許されない」と前置きし、そうした過去を持つ人物を番組に出演させるという制作側の判断には「疑問が残る」と指摘。番組プロデューサーが出演者への誹謗中傷をやめるよう呼びかけたことに対しては、「過去の行為への正当な批判や、番組制作への批判までを『誹謗中傷』という傘で覆い隠してはいけない」と苦言を呈した。

最後には、更生を目指す人間に対しては「壊れるまで攻撃してよい理由などない」としつつも、社会がどこまで許容するかという線引きの難しさを語った小比類巻氏。番組の姿勢を問い直しつつ、真の更生とは何かを視聴者に投げかけている。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。