試合後、報道陣の質問に答える山本(撮影・小林信行)

写真拡大

 「ドジャース3−1ブルワーズ」(14日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手がメジャー移籍後最多タイの12勝目を挙げ、チームの連敗を阻止した。前年に並ぶ勝利数に、試合後は「投げ続けることが一番大事。良い登板を多く、毎シーズン投げられるコンディション、練習を頑張りたいと思います」と力を込めた。

 前夜、嫌な逆転負けを喫していた中で「あまり特別気にしていたわけでなく、いつもの気持ちで入れたと思います」と明かした山本。立ち上がり、ストライクを先行させた中で相手の戦略に苦しめられた。空振りを奪うスプリットなど低めの変化球をことごとく見極められた。2死から四球を与えてしまったが、スコアボードにゼロをともした右腕。だが相手の粘りで26球を要した。

 チームがリリーフ陣に不安を抱える中、少しでも長いイニングを投げたかった山本。二回以降は配球パターンをガラリと変えた。ボールゾーンで空振りを奪うのではなく、ストライクゾーンで積極的に勝負した。3球三振を量産し、ブルワーズに流れを渡さなかった。

 「ストレートはすごくよかった」と山本。二回以降は「いつも意識していることを心がけて、どんどん(ゾーンに)入って行けた。いい感覚になってきた」と好投の要因を明かした。

 1点リードの五回に無死一、三塁のピンチを招いたが、犠飛による最少失点で切り抜けた山本。後半戦4試合で防御率1・88の安定感は揺るがず、六回も女房役の好送球に助けられ6回を98球で投げきった。

 「いい調子で投げられました」と山本。九回はヒヤヒヤの展開だったが、価値ある1勝をもぎ取った。