「お金が貯まるリビング・ダイニング」のつくり方。1日3回のリセット習慣で暮らしが好転
家を片付けることで、家計のムダが減り、家族関係の改善にもつながるかもしれません。お片付け習慣化コンサルタントの西粼彩智さんによると、散らかりがちな家では浪費が多く、家計管理がうまくできていないケースが少なくないそう。リビング・ダイニングを例に「貯まる家」に変えるための3つのステップを教えてもらいました。

※ この記事は『時間とお金にゆとりが生まれる 貯まる片づけ』(プレジデント社刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
家族のイライラの原因は「片付け」にあった?
リビング・ダイニングは、パブリックスペースであるがゆえに、家の中でもっともものが散らかりやすい場所。
とくにお金が貯まらない家のリビング・ダイニングには、床に子どものランドセルや学用品が置いてあったり、ソファに洗濯物が積み重なっていたり、だれかの洋服が桟(さん)にかかっていたりと、おのおのの私物が無造作に置かれています。
だから、いざなにかを使いたい! と思って探しても見つからない。それでまた買う、という無駄遣いのループが始まります。
しかもそのなにかを探すのは、たいていお母さんの役目です。お母さんはいつも探しものをして時間に追われているので、料理をする時間がなくなって、でき合いのものを買ってきたり、外食ですませたりといったことが増えます。
また、お母さんは時間がないせいで、いつもイライラしてしまう。お母さんが怒っていると、子どもはお母さんにゆっくり話を聞いてもらえない。ご主人は帰ってきても家が散らかっていて、ピリピリした雰囲気だからくつろげない。だから不機嫌になる。
リビング・ダイニングが片付いていないと、お金が減るだけでなく、家族仲も悪化していくのです。
お金が貯まるリビング・ダイニングに変わる3ステップ

お金が貯まるリビング・ダイニングにするには、どうしたらいいのでしょうか。次の手順で片付けていきましょう。
●ステップ1:私物を各々の部屋に戻す
まずリビング・ダイニングにあるものを持ち主ごとに仕分けて、いったんそれぞれが自室に持っていきます。
●ステップ2:ルールを決める
その後、またリビング・ダイニングに私物を置いたとしても、決まった時間になったら自室に持っていくというルールをつくりましょう。それぞれのものの所有者の責任を明確にすることが大切です。
小さなお子さんは、日中はお母さんの目の届くリビングで遊んでいても、寝る前にはリビング横の和室に置いてあるオモチャ箱に片付ける。
小学生の子は、ダイニングテーブルで勉強していても、ごはんのタイミングになったら勉強道具を横の棚に戻す。
中学生や高校生の子は、帰ってきたときにその辺に置いたカバンを、夕飯を食べたら自室に持っていく。もちろん大人のものもそうです。時間になったら、この棚にしまう、と決めておきましょう。
こんなふうに、ある程度の時間の制約を設けておかなければ、私物を1個置くと、そこからなし崩し的に散らかっていくので、気をつけたいところです。
●ステップ3:毎日ちゃんと行う
毎日ちゃんと行うある程度、ルール化したうえで散らからないようにするには、毎日片付けを行いましょう。おすすめは、1日3回のリセットです。
まず朝、出かける前に必ず全部きれいに片付けます。なぜなら、帰ったときに、ソファや床にものが散乱していたり、キッチンのシンクに汚れた皿が置きっぱなしになっていたりしたらすごく残念な気持ちになるし、疲れも増すから。
2回目は、夕飯の前に行います。大人も子どもも、ごはんを食べたあとでは眠くなるし、とくに小さな子はグズグズが始まります。
そして3回目は、寝る前です。そうすると翌朝起きたときに、気持ちよくスタートできるでしょう。
この3回のリセットのときには、ダイニングテーブルの上にはなにも置かないようにします。わが家の場合、私がダイニングテーブルでパソコン作業をしますが、3回の片付けのときは、横の棚にいったんしまいます。
ただ高齢の方の家だと、テーブルの上にクスリや飲み物を置いておいたほうがいいこともあるので、そういったルールは、家庭ごとに決めるといいですね。
