入ってほしくないけど見ていて! 複雑な「インコ心」がかわいすぎる縄張り攻防戦【書評】

【漫画】本編を読む
動物たちの間で重要なのが“縄張り”。野生で生きる動物にとっては生死をも左右する問題に発展する縄張りだが、飼い主のお家で暮らすインコにも縄張り意識がある模様。そんな当人にとっては真剣でも、飼い主から見るとなんだかかわいい縄張り意識が『うちのインコたちは今日もおしゃべり』(PitchPotch(ぴちぽち)/スターツ出版)には描かれている。
ぴちぽちさんの家で暮らすコザクラインコのピッチは狭いところが大好き。お家の中をお散歩している時にぴちぽちさんの服の中に潜り込んだり、キャビネットの中に潜り込んでいつの間にか別荘を作ったり。そんなピッチのお気に入りの縄張りは、隣同士で暮らすボタンインコのポッチとのケージの隙間。そこにいると縄張りスイッチが入るのか、飼い主の手やポッチが近づいてくると大激怒!
ちなみに2羽には、それぞれの匂いがあるとぴちぽちさんは言う。ピッチはコーンスープのような、ポッチは熟れたメロンのような匂いがするのだそうだ。親しい人の匂いを嗅ぐと安心する……というのは人間同士で経験がある人も多いのでは。世の中にはインコの香りの香水もあるそうだが、ペットの香りと常に一緒にいることができたら、幸せを感じられそうだ。しかし2羽とも、濡れると急に異臭がしてくるというのが意外な展開。インコの香りのメカニズムがどんどん気になってくるエピソードだ。
文=原智香
