《昔は上皇ご夫妻、天皇ご一家と9人で夏休みを過ごすも…》秋篠宮家はなぜ「ご静養」をしないのか 11年間御用邸を避けた理由から垣間見える家族の教育方針
7月28日、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生し、一部地域では震度7の揺れが観測された。被害を受けた住宅は1万軒を超え、8000人以上が避難所での生活を余儀なくされているという。こうした事態を受け、天皇ご一家は8月3日から予定していた静岡県須崎での静養を取りやめると発表した。皇室担当記者は言う。
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「須崎へは昨年の夏にも滞在されており、ご一家にとって夏休み定番の静養地です。訪問を楽しみにされていたでしょうが、"国民と苦楽をともにする"姿勢を大切になさっている両陛下にとって、被災地の状況を思えば、ご自身たちの静養を優先するという選択肢はなかったのでしょう。
愛子さまもまた、両陛下のお考えを深く理解し、被災した方々に心を寄せておられると拝察します。ご静養取りやめと同時にお三方のご心境について『熊本県の地震で甚大な被害が生じていることに心を痛めている』との発表もありました」
そもそも皇室の方々の「静養」には一体どのような意味があるのか。
「皇室の静養は、公務で多忙な日々を送るなか、心身を整え今後の活動に備えるための大切な時間です。ご静養中は基本的に那須、葉山、須崎にある御用邸に滞在されます。生物学の研究をライフワークとされていた昭和天皇は、静養先での多くの時間を研究に充てておられました。上皇さまは美智子さまと静養先で自然の中を散策したり、地域の人々と交流されることが恒例でした。
現在の天皇ご一家は、栃木県の那須御用邸と須崎御用邸などで年に2回ほど静養されるのが恒例です。今年も7月に那須御用邸に滞在し、『那須どうぶつ王国』へ足を運ぶなど、家族水入らずの時間を過ごされました」(前出・皇室担当記者、以下同)
皇室の財産を大々的に使うことは避けたい
単なる休暇ではなく、次の公務に向けて英気を養うための大切な休息の場となるのが静養だ。天皇ご一家にとっては毎年恒例となっているが、秋篠宮ご一家はここ数年、全く静養をしていないという。
「2002年8月、当時両陛下だった上皇ご夫妻、皇太子ご一家だった天皇ご一家、秋篠宮ご一家の皆さまがご一緒に静養されたこともありました。この時、悠仁さまはまだお生まれになっていませんが、当時お生まれになったばかりだった愛子さまや佳子さま、眞子さんを含む9名という大所帯で静養をされました。
2009年には上皇ご夫妻と秋篠宮ご夫妻が当時1歳だった悠仁さまを連れて、葉山御用邸に滞在されています。ご一家はこの後も何度か上皇ご夫妻と御用邸に滞在されていましたが、2015年を最後に秋篠宮家の方々は御用邸での静養をなさっていないのです」
秋篠宮家も日々公務に追われる多忙の身。にもかかわらずなぜ静養をしないのか、象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉教授に聞いた。
「秋篠宮家の皆さまには"派手なことをして周囲に迷惑をかけたくない"というお考えがあるように思います。ご静養に行くとなると大移動になり、いろいろな人手がかかります。周囲の負担を気遣うと同時に、眞子さんの結婚騒動以降、秋篠宮家への批判が続くなか、やはり国民の目を気にしているという側面もあるのではないでしょうか。
また、秋篠宮家はプライベートを重視される傾向にあると思われます。御用邸に滞在されるとなると、ご静養とはいえ、かなりの注目が集まります。そうした事態を避けたいというお考えもあるかもしれません。また、秋篠宮家はご家族それぞれが独立されており、一家揃ってのご静養の実現はなかなか難しいということも考えられます。
上皇ご夫妻や天皇家とともに静養されていた頃は、秋篠宮家のお子様方が幼かったので、祖父母に孫を見せるという"家族サービス"的な側面が強かったのかもしれません。ですが、御用邸は皇室の財産の1つ。子供たちが大きくなった今では、秋篠宮家の方々には"皇室の財産を大々的に使うことは避けたい"とのお考えがあるのだと思います」
