支援する側も疲弊…熊本派遣の山口日赤救護班が帰還 避難所の実情語る
熊本地震の被災地に派遣された日本赤十字社山口県支部の救護班が山口に戻ってきました。
被災者だけでなく避難所を運営する職員も疲弊していた実情を語っています。
山口赤十字病院の医師や看護師、薬剤師など8人でつくる救護班がきょう(7日)午前、山口市に戻りました。
救護班は今月3日からきのうまで熊本県宇城市に開設された防災拠点センターで避難者の状況や不足している支援を確認し、赤十字社本部へ報告する「アセスメント」を担当しました。
避難所では飲み水は確保されていた一方、断水の影響で生活用水が不足し、入浴や手洗いが十分にできないなど、衛生面での課題が目立ったといいます。
さらに印象に残ったのは、被災者の心の負担でした。
(野中裕文医師)
「ある方が言われていたのは10年前もこんな地震を体験して、まさか人生で2回もこんな大きな地震を経験するなんて・・・と涙していて。そういった心の傷、災害ストレスは、皆さん共通してあると感じた」
医師は、避難所を運営する自治体職員も被災者で疲弊していて「支援する側への支援」も必要だったと振り返りました。
また、真夏の災害では熱中症対策が欠かせず、被災者への思いやりのある声掛けも大切だと話していました。
日本赤十字社山口県支部では来週にも第2班を派遣する方向で調整しています。
