当初は9月の利上げが言われていましたが、予想よりも早いかもしれません。ですからFOMC(米連邦公開市場委員会)近辺は気をつける必要があります。次の7月28日、29日のFOMCで利上げすると、前述のように短期の日柄、8月22日くらいまでに底入れするというタイミングになります。

 第2は地政学リスクの拡大です。米国とイランが再び戦闘を始めるような動きですから、これも売り材料になっています。第3は、日米ともにAI関連株の上昇が急ピッチで、過熱気味だったことです。このAI関連株が「過熱解消相場」になってきています。

 それに加えて、日本の場合は高市政権に対して逆風が吹いています。一部に高市政権の国会運営に対する批判の声があることに加え、与党を組む日本維新の会との約束だった比例代表の削減、副首都構想も次の国会に持ち越しとなりました。高市首相の指導力への不安が与野党の中から出ているのです。

 そこで永田町では近く内閣改造があると言われています。ここで風向きを変えて、維新との連携を強め、改めて指導力を発揮しようという動きになるのではないでしょうか。それが株価の行方を大いに左右することになるでしょう。

 AI革命相場で、日本でもキオクシアHDやAI関連株で多くの利益を上げた人もかなりいると思いますが、こうした人達はおそらく今後再投資をすると思います。

 ただ、再びAI関連株を買うのか、しばらくお休みして三菱重工業など防衛関連に戻ってくるのかは、今後の相場の行方を見る必要があります。
 
 今後、AI関連株とバリュー株がクロスする可能性があります。これがクロスするのか、AI関連株が調整している間は相場全体がお休みで、再びAI関連株の第2幕が始まるのかは、今年後半の「相場に聞け」ということになります。

 直近、個人投資家はキャッシュアップ、現金比率を高めて、バリュー株を買うか、AI関連株を買うか、次の上昇相場に備えて狙いを定める時です。どちらにしても、当面はキオクシアHDがいつ、いくらで底入れするかが投資の決め手となります。