Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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自衛隊の幹部自衛官を養成する防衛大学校。その学生たちが、この夏、静岡市内で、ある重要な訓練に臨みました。なぜ静岡で行われたのか?その緊迫した訓練に迫りました。

神奈川・横須賀市にある防衛大学校。幹部自衛官を目指し、さまざまな訓練や教育が行われていますが、毎年7月になると、ある重要な訓練が静岡市内で行われます。それは…。

(教官)
「よしいくぞ」
(無線音声)
「防大出発」

グライダーを使った「滑空訓練」です。

グライダーを組み上げるところから始め、飛行体験を通じて航空機を飛ばすための仕組みを学びます。

それが静岡市清水区にある「富士川滑空場」で行われるのです。

今回、初めて飛行体験をする2年生の菅原榛名さん。グライダーを操縦する教官と出発前の最終確認を行っていました。

(防衛大学校2学年 菅原 榛名さん)
「今回初めてのフライトということで、しっかり準備してきたことを思い出して、頑張っていきたいと思います」

この訓練では、4年生が司令塔となり、2年生がグライダーの整備や滑空場の警備を行うなど、それぞれ与えられた役割を果たしながら、組織としての運営も学んでいきます。

(防衛大学校 曾我 隆二 教官)
「それぞれの役職においてリーダーシップ、フォロワーシップ、状況判断能力を向上、団結心を向上させることを身に着けてほしい」

そして、いよいよ菅原さんがグライダーに乗り込みます。

(教官)
「前の計器盤を蹴らないように足を入れて腰を落とす」

緊張した面持ちで最終確認を行っていきます。

そして…。

無事に、離陸することができました。

すぐに上空300メートルまで上昇すると、目の前には駿河湾の絶景が広がります。飛行前は緊張していた菅原さんも少し安心したようです。

(防衛大学校2学年 菅原 榛名さん)
「飛んだ瞬間は、すごく勢いがあってびっくりしました。少し浮く感じがあったのと、降りる際にはGをかけてもらったので、すごく楽しかったです」

この訓練が行われるのは全国でも静岡だけですが、地元の人たちの協力も大きいといいます。

(防衛大学校 曾我 隆二 教官)
「ここの滑空場を使用する前に草刈りなどをされておりまして、すごくいい環境で訓練を実施させてもらっています。宿舎につきましても、大変広くてクーラーもついて、非常に快適に訓練を実施することができています」

2026年の夏も、静岡で未来を担う学生たちが大きく成長したようです。