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県はこの春、スポーツを目的に県外の高校へ進学した生徒の数が86人であることを明らかにしました。

スポーツ選手の県外流出をめぐっては入試制度を検証する委員会が設置されましたが、直近の進学者数は最後まで明らかにされないまま委員会は先月、活動を終了しています。

スポーツ選手の県外流出について、県教育庁は去年、入試制度のあり方などを検証する委員会を設置。

議論を重ね先月には「全生徒への影響を考慮した入試制度の慎重かつ多角的な検討」と「現行制度の仕組みについて丁寧な周知」を提言する報告書をまとめました。

県によりますと県内の中学校を卒業し、スポーツを目的に県外の高校へ進学する生徒の数は年々増加傾向にあり、2019年は30人でしたが去年は89人と6年でおよそ3倍に増えています。

ただ、直近である今年の春の生徒数について県は検証委員会に明らかにしていませんでした。

4日開かれた県議会教育公安委員会では、直近のデータを示さなかったことについて議員から質問が相次ぎました。

佐藤嘉彦高校教育課長
「教育庁内で独自に収集したデータで公表を前提とするものではなかったということや、一部データが不完全なものが含まれていましたので、不完全なデータとして公表するということについてはできないのではないかという判断で、公表値じゃないということが公表できなかった理由となります」

県は検証委員会が活動を終了したのちに数字がまとまったとして、今年の春のスポーツを目的とした県外進学者数が86人だったことを明らかにしました。

島田薫県議
「令和7年度と同等の高い水準だった可能性があったそれを示さないで検証員会が終わってしまった。そこが一番の問題でやはり暫定値でも示さないと示さないということが、つまり隠ぺい体質というか、あるいはもしかしたら結論をこっちの方向に導きたい意図があったのではないかということに思われてしまう」

斎藤淳一保健体育課長
「大事な数字の比較ですので、不完全なもの比較されるとかえってまた憶測が憶測をよぶのではないかという懸念もありましたので」

安田浩幸教育長
「我々決して隠すとこということでなく、そういう状況だったので、なかなか慎重な判断をせざるを得なかったのかなというのはご理解いただいきたいなという風に行政としてですね、見ていただければ」

安田教育長は検証委員会の中で今年の進学者数を必ず出してほしいという議論もなく、この数字がなければ議論にならないという話にはなっていなかったと述べました。

県教育庁では検証委員会からの提言実現に向け、高校入試制度の在り方など今月から具体策の検討に入り、来年度中に一定の方向性を示したい考えです。

※8月4日午後6時15分のABS news every.でお伝えします