巨人・田中将大 高校野球の未来を守るため提言 9回制は前提「7回制はない」
第108回全国高校野球選手権大会は5日、甲子園で開幕する。駒大苫小牧(北海道)時代に全国制覇、決勝引き分け再試合も経験した巨人・田中将が、未来に高校野球を残すための提言を語った。
「野球は9回でやるっていうのでやってる。そこを動かすのはどうかなと思います」。熱中症対策の観点から昨年から導入の議論が続けられているのが7回制だ。さまざまな意見がある中、「7回制はない」とはっきりと口にした。これには「野球」というスポーツを守る考えがあった。
その上で、熱中症を避けるために、ドーム球場での開催を提案。「“甲子園じゃないと”みたいな雰囲気が出てますけど、昔からドームでやってたら何も思わないと思いますし。例えば“京セラドームを目指して頑張る”とかなるかもしれない。準決勝、決勝だけ甲子園とか」。限られた試合のみ甲子園で行うことで「高校野球と甲子園」の歴史をつなぐことができる。
もう一つ懸念しているのが、野球人口の減少だ。7回制が導入されれば、選手の出場機会は減る。「選手は少なくてよくなってしまう。野球選手になる人も少なくなってしまうのでは」と、子供たちの野球離れが進むことを危惧している。
求めているのは「暑さ対策=7回制の議論」ではない。「この問題を考えていただいている方たちがそういう方向で考えていただければ、もっといいアイデアが絶対生まれるはずです。より良いやり方、日程の組み方とかが絶対あるはずです」。9回を戦い抜くことを前提とした最適解が示されることを、レジェンド右腕は待っている。(村井 樹)

