全裸の人間椅子、即日届く違法薬物…六本木のVIPルームで富裕層が興じる「女体ピラミッド以上の過激な宴」
「金持ちは金持ちを呼び、変態は変態を呼ぶから、いいサービスさえ提供してあげれば黙っていても儲かるんですよ」(半グレグループのメンバーB)
さらに言えば、提供されるサービスの内容も「総合的」だ。「酒もあるよ、薬もあるよ、女もいるよ、乱交もできますよ。そんな金持ちの大人のための総合エンタメショップ。それがこの街の常識」とBは言い切る。
薬物を求める客には、会員制バーのVIPルームに案内し、即座に用意できる体制が整っている。「薬やりたい金持ちって、待てないんですよ。すぐに欲しい。即、用意できないと別の店に行ってしまう」。
◆”女体ピラミッド”は序の口。さらにディープな富裕層たちの遊び
常連客の顔ぶれは成功したIT系スタートアップ企業社長、医療法人の理事クラス、投資家・資産家、特殊詐欺の幹部連中、宗教法人のトップ、とりわけ僧侶の姿も多いという。
“女体ピラミッド”についても、山本氏は「あんなもの当たり前。かわいいほう」と話す。
実際、六本木界隈のクローズドな場では、はるかに刺激的な遊びが常態化してきた。刺身の女体盛りを用いた宴会的な”大会”、全裸の女性を四つん這いにさせて椅子代わりにしながら酒を飲む「人間椅子」、“潮”を高級グラスに入れて酒と混ぜて飲む「潮飲み」……。
これらの行為がコカインとともに行われることも多く、とある有名大企業社長が潮飲みを好んでいたという証言もある。女性側はギャラに釣られて集まるという構図で、基本的には女体ピラミッドと同じ論理だ。
「僕がバリバリ六本木で仕事をしていた2010年頃までは、SNSもないので、単に世の中に知られていなかった。金持ちたちの、もっとエグい遊びはいくらでもあった」
また、ガーシーのようなギャラ飲み用の女性を用意するアテンダーも多数存在し、カタギの金持ちや起業家と懇意になっていくうちに、マネーロンダリングやライバル会社へのネガティブキャンペーンといった「裏の案件」が持ち込まれるようになるという。
「六本木、麻布界隈っていうのは、そんなクローズドな空間こそがメインなんです」(前出のB)
◆超富裕層と反社と不良外国人が共存共栄
しかしコロナ以降、そんな六本木にも変化の波が押し寄せている。山本氏はこう語る。
「一部金持ち、詐欺師、中国系富裕層がクローズドな世界で豪遊しているのは事実だが、街全体としてみれば、年々、寂しくなっているのが現状。普通の人たちが六本木に来なくなっている。全盛期はとっくに過ぎた。一部の金持ちだけで何とか回っている。そんな街になっている感じがします」
黒人の客引きについても、山本氏と前出のA氏は一致した認識を示す。
「今も昔も、ヤクザと半グレの下請けですよ。末端の売人やキャッチ、黒人のボディガードがつけあがって金持ちや不良に手を出したりすることもあるけど、即ヤクザに潰されてしまう。国際的な街に見えても、トップにヤクザ、次に半グレ、末端に外国人。さらにその上に、何十億・何百億という資産を持つ金持ちたちが君臨する構図は変わらない。不良にとって金持ちたちはカネのなる木だから、土下座する勢いで何でもやる。でも、ヤクザがしっかりしている街である以上、一部の不良による独占にはなりにくい」(A氏)
まさに「共存共栄」といったところである。
ミッドタウンやけやき坂の煌びやかなイルミネーションの裏で、会員制バーのVIPルームで繰り広げられる酒池肉林……その構造は、コロナ禍を経た今もなお、確実に続いているのだ。
取材・文/根本直樹
