25年7月、神田明神で『VIVANT』続編撮影中の堺雅人(写真:本誌写真部)

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「撮影は昨年6月にスタートし、1年以上にわたりました。そのうち約2カ月は、アジアとヨーロッパの境界線にあたる国・アゼルバイジャンでのロケ。世界遺産でも撮影が行われるなど、かなり大規模なものとなりました」

こう語るのはTBS関係者。

TBS日曜劇場VIVANT』のシリーズ2作目が、7月26日からスタートした。

「堺雅人さん(52)演じる乃木憂助が、日本の諜報組織・別班の一員として国際テロ組織に立ち向かう壮大な物語。1作目ではモンゴルで長期のロケが行われ、ゴビ砂漠やウランバートルのスフバートル広場などで撮影されました」(スポーツ紙記者)

投じられた制作費は相当なものだったが、2作目ではそれも大きく上回ったようだ。

「1作目は1話あたり1億円ほどの製作費がかけられているといわれました。これは、通常の日曜劇場の約3倍にあたる規模です。

それが今回は、1話あたりの製作費は1億2千万円前後。それに前作とは異なり2クール連続放送の全20話なので、総製作費は20億円を超えるとみられます。これは大作映画レベルの金額です」(前出・TBS関係者)

1作目から原作・演出を手がける福澤克雄監督は製作費について、「ある程度いっちゃった」と話していたが、その内訳は……。

「現地スタッフや通訳、警備、機材輸送、出演者やスタッフの渡航費・宿泊費などのコストがかなりかかったそうです。特に撮影スタッフは、日本から30人ほどと、現地の制作会社の協力も仰いでいるためかなりの人数が割かれているはずです。

ただ、福澤監督は『必要だと思ったら時間もお金も惜しまない』という撮影方針を以前から掲げていて、その姿勢で2作目も撮影したといいます」(前出・TBS関係者)

しかし、想定外の出来事もあった。

「今回のコストが膨らんだ背景には、前作の撮影時よりも円安が加速したという事情もあるようです。飛行機代や宿泊費がかなり高騰していたのは痛手でした。

またアゼルバイジャンでの撮影では山間部のロケ地に簡易トイレを運搬していた現地のトラックが転落し、運転手が亡くなるという痛ましい事故がありました。このため安全確認を強化するなどしてスケジュールは大幅に変更。予定よりアゼルバイジャンでのロケ期間は延び、滞在費がかさむこととなりました。

それでも海外ロケにこだわるのは“極力CGに頼りたくない”とリアリティを追求する姿勢からだそうです」(前出・TBS関係者)

今回も集結したのは日本でもトップクラスの俳優たち。彼らに支払われる出演料も相当な額だという。本誌はその“ギャラリスト”を入手した。

「続投するキャストの出演料は前作から引き上げられているそう。

主演の堺さんは1話400万円、阿部寛さん(62)は350万円ほどの出演料だといいます。

また、二宮和也さん(43)は250万円、松坂桃李さん(37)は200万円、二階堂ふみさん(31)は180万円ほど。彼ら主要キャストの出演料は前作から3割ほどアップしているそうです」(前出・TBS関係者)

これが20話分なので、堺らの出演料の総額は左上の表のようになるという。通常の連続ドラマよりかなりの高額だというが、それもそのはず。

「アゼルバイジャンは道路が舗装されていたり、ホテルもお湯が安定して出たりと前回のモンゴルロケと比べると過ごしやすい環境だったといいますが、それでも長期にわたる海外ロケで出演者にかかる負担はかなりのもの。

VIVANT』の撮影期間はほかの作品に出演することもできないので、その手当の意味合いもあるでしょう」(前出・TBS関係者)

また、堺は19日に番宣のために出演した『ニノなのにSP』で、

「アンジェリーナ・ジョリーさん級の新キャラも今回出ますから」

と発言している。

「1作目では、主要キャストのなかでは二宮さんだけが放送開始まで出演が明かされておらず、1話の終盤で“サプライズ解禁”となりました。今回も、放送の途中に新たな出演者が明かされるかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)

破格の出演料の期待に応えるかのように、堺は『VIVANT』ならではの準備を行っていた。

「堺さんはふだんなら喫茶店でブツブツとセリフを呟いて台本を覚えることが多いそうですが、『VIVANT』は事前にあらすじなどをいっさい明かさない方針。日本では誰かに聞かれたらまずいと、堺さんはアゼルバイジャンでセリフを覚えたと聞いています」(制作関係者)

長期におよんだアゼルバイジャン滞在だったが、ストレスばかりではなかったようだ。

「緊迫したシーンの撮影中、子猫が現れたため撮影を一時中断したことがあったそうです。海外ならではのハプニングですが、福澤監督がその子猫を膝にのせて撮影を再開することに。張りつめていた空気が一気に和み、出演者やスタッフにとって癒しの時間になったといいます」(前出・制作関係者)

なかでも堺は、アゼルバイジャンでの長期滞在を満喫したよう。

「前作のモンゴルロケの際も、現地のチーズにハマって5キロも買い込んで日本に帰ったというほど。モンゴル料理も気に入って、現地の人しか行かないようなローカルな食堂にも足を運んだそうです。

今回のアゼルバイジャンでも、堺さんはチーズやヨーグルトなどの発酵食品を楽しんだそう。アゼルバイジャンはトマトの種類が豊富で、それにヨーグルトをかけたものを朝食にしていたといいます」(前出・制作関係者)

TBSが社運を懸けた新『VIVANT』。連続ドラマ史上もっとも多額の製作費を回収するほどのヒットとなるかーー。