スペイン領セウタで不法入国拡大 約6万人侵入か

北アフリカにあるスペインの飛び地セウタに、モロッコからの不法移民がこの一週間でおよそ6万人にのぼることがわかりました。
セウタに過去一週間に、隣接するモロッコから若者らが次々と国境のフェンスを乗り越えたり、検問所を迂回するため泳いだりして侵入し、問題となっています。
地元メディアによりますとその後も断続的に人が到着し、セウタのビバス首長は31日の会見で「(セウタの)人口の7割にあたるおよそ6万人が流入した」と明らかにしました。
7月8日、スペインの最高裁が移民の送還に関する判決で「海を泳いで入ろうとした移民を、個別の行政手続きなしにモロッコ側へ送還することは法的に認められない」と判断しました。
この判決についてサンチェス首相は31日、「マフィアが不正に解釈して噂を流したことが今回の問題の原因だ」と指摘しています。
スペイン政府は30日、専門の警察官200人と兵士60人をセウタに派遣し、国境管理を強化したと発表しました。
今回の問題で、セウタを目指して亡くなった人は34人にのぼるということです。(ANNニュース)
