酷暑の表参道を日かげで楽しむ リラックマたちの休憩スポット登場

酷暑が深刻化する日本の夏、日かげでの休憩を活用しながらの街歩きを提案する「STAY in the SHADE」プロジェクトが表参道で8月5日まで開催。
東急プラザ表参道「オモカド」屋上に、リラックマたちとパラソルの下で涼めるスポットが設置されます。開催前に行われたメディア向けセレモニーに行ってきました。
■ 「暑さで夏の体験価値が損なわれている」日かげと冷却シート活用で暑熱対策呼びかけ
「STAY in the SHADE」は、花王と東急不動産の協働によるプロジェクト。酷暑が深刻化する日本の夏において、新しい「令和の街ブラ」の形として、渋谷区認定の「クールシェアスポット」である「オモカド」を拠点に、適度に日かげ休憩をしながらの街歩きを提案します。
セレモニー前半では、プロジェクトに参画する花王、東急不動産の担当者より、立ち上げの経緯と趣旨についてプレゼンテーションが行われました。

花王株式会社 上席執行役員ヘルスビューティケア事業部門長の畑瀬孝利氏は、「日本が誇る文化の発信地であり、私自身大好きなこの原宿という街でプロジェクトを始動できることを嬉しく思います」と挨拶。酷暑下における社会課題解決に向けた同社の取り組みを明かしました。
畑瀬氏は、世界各地で記録的な高温や熱波が顕在化している現状に触れ、「酷暑は社会共通の課題」と指摘。暑さによる外出機会の減少など、夏ならではの体験価値そのものが損なわれているとし、「従来の熱中症対策に加えて、夏を安全に楽しめる社会環境づくりが必要」と強調しました。
今回の「STAY in the SHADE」プロジェクトは、「日かげと商品でつくる -3度の街ブラ体験」がテーマ。同社による涼感アイテムの提供をはじめ、「オモカド」屋上に設置された「日かげの森」などのスポットを活用した街巡りを提案します。
「熱中症対策と街の魅力向上を両立させることで、夏の体験価値を取り戻していきたい」と畑瀬氏。日かげが少ない屋外での移動時において、肌温度マイナス3度の効果が1時間持続する冷却シート「ビオレ 冷(ひや)タオル」を活用した暑熱対策行動を呼びかけました。
■ 「暑くても安全に楽しめる街作り」涼しいスポットを生かした回遊体験を提案
続いて、東急不動産株式会社 コーポレートコミュニケーション部 ブランド推進室室長の谷口真耶氏が、広域渋谷圏における気候変動への取り組みを発表しました。

同社では、渋谷駅から半径2.5キロ圏内を「広域渋谷圏」と定義し、原宿や代官山などを含む面的なまちづくりを推進。保有施設における使用電力の100%再生可能エネルギー化や、都市緑化によるヒートアイランド現象の軽減に取り組んでいます。
今回の「STAY in the SHADE」プロジェクトについて谷口氏は、「暑くても安全に楽しめる街づくりとして、日かげや涼しいスポットを生かした回遊体験を提案する」と説明。「猛暑日に涼しいスポットを利用して過ごす日常の行動自体が、気候変動から身を守る適応の行動や環境課題の認知向上につながる」とまとめました。
「再エネで運営する商業施設でイベントを実施することで、環境の取り組みをより身近に感じる機会を提供し、日々の意識や行動の変化を目指しています」と谷口氏。快適な街過ごしを通じて環境課題への理解と行動変容を促す、環境先進企業としての姿勢を強く印象付けました。
■ パラソルとデッキチェアで涼しさ楽しむ「日かげの森」オモカド屋上で展開
後半は「オモカド」エントランスにて、打ち水セレモニーが行われました。

セレモニーには前半でプレゼンテーションを行った花王株式会社の畑瀬氏のほか、東急不動産株式会社 執行役員 サステナビリティ推進部・コーポレートコミュニケーション部担当の中野由美氏、原宿表参道欅会 会長の松本ルキ氏が登場。
「STAY in the SHADE」プロジェクトにキャラクターとして登場するリラックマを交え、冷却効果を持つ打ち水で涼しさを演出しました。

その後、「オモカド」6階の屋上スペース「おもはらの森」に設置された休憩スペース「日かげの森」が公開されました。

会場にはリラックマやすみっコぐらしなど、サンエックスの人気キャラクターたちがモチーフとなったカラフルなパラソルとデッキチェアが設置。かわいいキャラクターたちに囲まれ、酷暑の中でも涼しさを楽しめる仕掛けが施されています。


記者も実際にパラソルの中を体験。照りつける日差しがさえぎられることで、チリチリとした酷暑の空気が避けられ、ときおり吹き込むそよ風に涼しさを感じることができました。

さらに会場中央部には、冷却効果を持つミスト装置も。夏の青空に舞うミストは見た目にもさわやかで、夏本来の空気を存分に味わうことができました。

「STAY in the SHADE」プロジェクトは、7月30日から8月5日まで、東急プラザ表参道「オモカド」ほかで開催。同施設のほか、周辺の原宿、神宮前エリアの約10店舗でも店内を「日かげ」として開放し、ひと休みできるということです。

涼しさは作り出し、見出す時代。上手に暑さを防ぐ工夫をこらしながら、夏の空気を存分に味わいたいですね。
取材協力:花王株式会社
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026073104.html
